効果的なダミーカメラの見分け方、ばれにくいポイントは配線にあった

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防犯カメラでホームセキュリティ

ダミーカメラは、防犯カメラよりも安価で設置でき、子供のいたずらや素人には効果があると言われています。

しかし空き巣など犯罪のプロにとっては、すぐに見抜けるダミーカメラは逆効果になり、防犯対策が甘い家だと判断します。

今回はダミーカメラを効果的に設置するために、注意する点や選び方のポイントをまとめました。

ダミーカメラのメリット

空き巣と防犯カメラ

ダミーカメラのメリットは「カメラが付いているからやめておこう」と思わせ、犯罪を抑制できる点です。本物の防犯カメラと違って値段も安く、電気代などのランニングコストもかからないので評判です。

防犯カメラの目的は、不審者の確認・証拠の撮影・犯罪の抑制があります。ダミーカメラは、不審者の確認・証拠の撮影はできないため、いかに本物のカメラと信じさせるかが重要です。

たとえば子供のいたずら防止など、素人を想定してカメラを設置する場合は、ダミーでも十分に効果が見込めるはずです。

空き巣対策でダミーカメラの導入を検討している場合は、ばれないように細心の注意を払う必要があります。

すぐにばれるダミーの特徴

バツを持つ男性

すぐにばれてしまうダミーカメラの付け方には、以下のようなものがあります。

  • 屋内用のカメラを屋外に設置している
  • ランプが不自然に点滅している
  • 首振りの動作がぎこちない
  • あきらかに配線が途切れている・配線がない
  • ほこりが全く付いていない
  • カメラの位置が高すぎる・低すぎる

ダミーカメラを購入する前に、屋外用・屋内用の表示を必ず確認してください。屋外用の防犯カメラは、雨で壊れないように、防水対策がされています。

防犯カメラは電気で動いているため、静電気が発生するのでほこりが付きやすいです。明らかにぴかぴかなものや、汚れがついていないカメラはあやしいです。

防犯カメラの種類

防犯カメラの種類は、ドーム型・ボックス型・パレット型の3タイプあります。

それぞれ設置する場所や目的によって使い分けるので、不適切な使い方をしているとダミーだと思われやすいです。

ドーム型カメラ

ドーム型カメラ

ドーム型は半球状の黒っぽいケースに覆われていて、他のカメラと違って威圧感が少ないです。たくさんの人が出入りする商業施設や、屋根付きの商店街などの天井に設置されます。

マンションのエントランスや、カラオケの個室などにも幅広く用いられているため、家庭でも使いやすいです。

内部のカメラがどの方向をむいているのか判断できないので、死角を見つけにくいことがメリットです。カバーがかかっているため、本物とダミーの違いがわかりにくいです。

ドームタイプは屋内・軒下用であることが多いので、屋外に設置すると違和感があります。雨が当たる場所に設置することはないので注意が必要です。

ドーム型カメラを天井に設置する場合は、天井に配線を隠せることが多いので、ダミーカメラをつけるときも配線なしで大丈夫です。

ボックス型カメラ

ボックス型カメラ

ボックス型は、四角い無骨な見た目をしています。防犯カメラの設置に気付きやすいため、抑止力が高いです。

高画質で高性能なものが多いですが、視野が狭いのでピンポイントで監視したい場所に設置します。たとえば銀行のATMや、スーパー・コンビニのレジを監視する目的で使われています。

広い場所を監視するには首振り機能が付いたものを選ぶか、複数台のカメラを用意し向きをかえて全体を映す必要があります。

屋外に設置する場合には、ハウジングとセットにして雨や風から守る対策をします。

ハウジングとは

防犯カメラを覆う箱のようなもので、頑丈さを売りにした商品も多いです。壁や天井に取り付けるためのポールや、アダプターの機能が付いているものもあります。

パレット型カメラ

パレット型カメラ

パレット型は、カメラの上に傘が付いているような見た目をしています。ハウジングと一体になっていて防水タイプであることがほとんどです。

夜間には、カメラを設置していることがわかりづらいので、センサーライトと一緒に設置するのがおすすめです。

センサーライトは、人に反応して点灯するライトです。泥棒は光と音、防犯カメラを嫌います。夜間に明かりがつき防犯カメラの存在を知らせることは、空き巣対策に効果的です。

ただし赤外線カメラを設置する場合は、センサーカメラと併用すると逆効果になります。赤外線カメラは、暗くなると自動的に赤外線ライトが付きますので、ライトは必要ありません。

購入前に気をつけたいポイント

家と工具

ダミーカメラだとばれにくくするには、購入段階で気をつけたい点がいくつかあります。

赤いランプ(LEDなど)
ランプが点滅しているとダミーが多いので、点灯もしくは無点灯を選びます。
アンテナ
ワイヤレスのカメラにはアンテナが付いています。アンテナの長さは5cm程度が普通なので、長すぎるものには注意してください。
カメラ部分
ビー玉などで似せている商品もあるので、きちんとカメラと同じ作りになっているものを選びます。もしくはハウジングで見えないように覆うのもおすすめです。
首振り
ぎこちなく動くよりは止まっているほうが自然なので、無理に首振りタイプを選ぶ必要はありません。
配線
ドーム型を天井に設置する場合は配線を隠せることも多いので、配線がなくても自然です。セメントの壁は穴が開けにくいので、カメラを設置する場合は配線がないと不自然になります。
ダミーカメラと同時に、ダミーの配線や配線カバーも購入すると安心です。

ダミーカメラは1,000円程度からお手軽に購入することができますが、あまりに安っぽい見た目やつくりをしているとばれやすいです。1,000円未満のものはプラスチック製が多いです。

本物の防犯カメラは、カメラ自体を守るために外側は金属製になっています。ダミーカメラを購入するときは、材質にも注目すると安心です。

SKY Electronicsのドーム型ダミーカメラは、本物の防犯カメラと同じ外装でできているため、見た目で判断しずらいのでおすすめです。

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ステッカーと併用して設置の効果アップ

防犯カメラの取り付け

カメラの設置方法はもっとも気をつけたいです。本物の防犯カメラを設置するイメージで、角度や位置、電源の取り方に意識することがポイントです。

本物の防犯カメラは、位置が高いと人の姿を映すことができません。高すぎる位置に設置すると、電池交換などのメンテナンスがしにくいデメリットもあります。

カメラの設置場所が低いと、触られたり向きをかえられる危険性がありますし、なにより近くで見ることができるのでダミーだとばれやすくなります。

高すぎず、低すぎない高さ
ドーム型は天井、パレット型は2.5~3m程度の高さに設置するのが一般的です。映像が見れると想定して角度にも配慮する必要があります。
ランプ・首振りはなしでも良い
ランプが点滅したり首振りがぎこちない場合は、悪目立ちするので電池を抜いて動作を止めます。
屋外の設置はライトで目立たせる
夜間、防犯カメラの存在をアピールしたい場合にはライトを一緒に設置します。
ステッカーと併用する
「防犯カメラ設置中」と書かれたステッカーを貼るとより効果的です。
本物の防犯カメラと併用する
もし本物の防犯カメラを複数台使用する場合は、ダミーカメラを混ぜておくと価格を抑えられます。

実際にダミーカメラを使用している人の中には、本物の防犯カメラを併用している方も多いです。

本物のカメラを目立ちにくい場所からしっかりと録画・監視する一方で、あえてダミーカメラをわかりやすく設置し、抑止力を高めるという使い方です。

ダミーカメラのデメリットは、何か事件が起こったときに映像を確認できないことです。ダミーだとばれないように工夫をすれば、抑止力としての効果は十分見込めますが、起こってしまった犯罪に対してメリットはありません。

万全の対策をしたいときには、ダミーカメラではなく防犯カメラを選ぶことをおすすめします。

プラスチック製は避ける

防犯カメラのステッカー

ダミーカメラは、屋内であればドーム型・屋外であればパレット型のカメラを選ぶと無難です。ボックス型は家庭で使われることが少ないですが、ハウジングを使うとより本物らしく見えます。

本物のカメラを設置すると思って、高さ・角度・配線に注意すると、すぐにダミーだとばれる心配は少なくなります。

ダミーカメラを購入するときはプラスチック製の安価な商品を避けて、本物の防犯カメラと同じ部品を使っているものを選ぶことをおすすめします。

アルコムは防犯カメラを専門に扱っている会社で、品ぞろえが豊富です。ダミーカメラも多数扱いがあるので、気になる方は参考にしてみてください。

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空き巣の心理をもっと知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。

アルソック

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