九州のホームセキュリティ、にしけいは補償金が充実で評判が高い
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「にしけいOK!」のCMでお馴染みの「にしけい」は、九州で地域密着型のホームセキュリティを展開しています。
1968年に西日本警備保障株式会社として創立し、全国の空港で警備や手荷物検査などを行い安全を守るほか、1988年からホームセキュリティ事業を開始しました。
今回は、九州にお住まいの方に、にしけいのホームセキュリティサービスについて解説します。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
警備員の駆け付けサービスがメリット
ホームセキュリティは自宅に防犯・防災機器を設置し、機械が発する異常を感知すると、現場まで警備員が駆け付けるサービスです。
にしけいは、25の事業所と73の待機所を持ち、地元出身の警備員を配置することでかゆいところに手が届くサービスを行っています。
家を留守にしているときはもちろん、在宅中も非常ボタンや緊急ボタンを押すと駆け付けてくれるので、一人暮らし・高齢者の方の不安を解消するのに役立ちます。
警備員が自宅に駆け付けてくれる流れは以下の通りです。
- 異常発生
- セキュリティ機器が異常を感知、または自ら非常ボタンを押すと指令センターに連絡が届く。
- にしけいの指令センターが異常をキャッチ
- 異常発生の情報を受けると、現場近くの警備員に出動指令。状況に応じて警察・消防に通報する。
- 警備員の出動
- 警備員は異常発生の現場に急行する。預かっている鍵を利用して家の中まで確認することもある。
- 状況をご家族に連絡
- 自宅の状態やどのような対処を行ったかなど、電話・メールでくわしく説明する。
たとえば、遠くに住んでいるご両親の見守りに利用すると、万が一のときにも警備員がすぐに駆け付け、適切な対応をとってくれるので安心です。
警備員の駆け付けは、待機場所と自宅の距離で早さが変わります。見積もりをとると、くわしい待機場所を教えてもらえますので、自宅にもっとも近い待機場所がある警備会社を選ぶと安心です。
自分で防犯グッズを設置するだけでも空き巣には効果がありますが、警備員の駆け付けはありません。ホームセキュリティを導入するメリットは、駆け付けサービスを受けられることです。
全国展開のセコムやアルソックは契約者数が多く、評判も高いです。ホームセキュリティを導入するときには、セコム・アルソック・にしけいの三社で見積もり比較すると、希望に合った会社を見つけやすいです。
ちなみに、熊本県にお住まいの方は、地域密着のキューネットも候補に入れるとよいかもれません。
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プランはオーダーメイド方式
にしけいの警備は、「侵入・非常・緊急・火災・ガス・ライフリズム」の6つのサービスから必要なものを選びます。
◆侵入
不審者や空き巣の対策をしたい場合は、感熱センサー・マグネットセンサーを設置します。感熱センサーは、人の動きに反応する機器です。リビングや廊下など、侵入者が必ず通る場所に置いて監視します。
マグネットセンサーは、ドアや窓の、侵入口となる場所に設置して、開閉を感知します。マグネットセンサーをオンにしてるときに、ドアや窓が開くと、異常事態と判断します。
◆非常・緊急
非常・緊急では、自宅で身の危険を感じたとき・体調が悪くなったときに、ボタン1つで駆け付けを要請できます。
◆火災・ガス
火災・ガスでは、大きな事故につながる前に情報をキャッチします。状況に応じて警察や消防にも連絡してくれるので、突然の出来事に慌ててしまっても大丈夫です。
◆ライフリズム
ライフリズムは、トイレドアにマグネットセンサーを設置することで、生活習慣を変えることなく対象者の元気を確認することができます。
少し余談にはなりますが、「ふくろうくんQ」と呼ばれるサービスは、九電ホームセキュリティとの提携で名前が変更されたものです。
以前から九電ホームセキュリティを利用していた方は、問い合わせをする際に「ふくろうくんQ」というとスムーズです。にしけいのホームセキュリティに新しく入る方は、ふくろうくんQの利用はありません。
料金
にしけいの料金プランは、家の間取りや狙われやすい場所によって変わります。
また、6つの警備サービス「侵入・非常・緊急・火災・ガス・ライフリズム」からどのプランを組み合わせるか、ということも料金に影響します。
たとえばマンションプランで「非常」サービスのみを選択した場合、月額2,200円でセキュリティを導入することも可能です。
店舗・オフィス併用住宅タイプで「侵入・非常・火災・ガス」のサービスを選択すると、買取プランなら月額4,620円、レンタルプランなら月額11,550円になることもあります。
あくまでも一例なので、希望に合わせた最低限のセキュリティ装備にすると、費用を抑えることも十分可能です。
にしけいのプラン紹介では、スタンダードプラン、DXプラン、マンションプランなどの名前がついています。
しかし厳密にはプランが分かれているわけではなく、各家庭の希望に合わせて見積もりを出してくれるオーダーメイド方式だと考えられます。
見積もりの前に、自分たちに必要なサービスを家族で相談し、ある程度の予算を決めておくとスムーズです。検討したい項目は以下の通りです。
- 侵入:空き巣対策をするかどうか
- 非常・緊急:在宅時にもボタン一つで警備員に駆け付けてほしいかどうか
- 火災・ガス:火事・ガス漏れの際にも対応してほしいかどうか
- ライフリズム:高齢者の見守りが必要かどうか
- ある程度の予算:初期費用、月額料金にかけられるお金
オプション
オプションで子供やペットの見守りができるネットワークカメラや、人感ライトなども設置可能です。
ネットワークカメラは、無料のアプリをダウンロードすると、遠隔で室内の状況をモニタリングすることができます。
共働き家庭で子供が一人で留守番する場合や、ペットの姿を確認するのに最適です。また、セキュリティ機器が異常を感知した場合にモニタリングすると、犯人の姿を見ることができるかもしれません。
人感ライトは、不審者の抑止力に効果があります。自宅の敷地内で人目につきにくい場所があったり、暗くなる場所があれば、センサーライトを付けることはおすすめです。
空き巣が嫌がるのは「光・音・人の目」です。空き巣は下見をして、侵入しやすい家を探すと言われています。光や音の出る機器が設置されている家は、避ける傾向にあります。
また、空き巣の約6割は窓からの侵入です。窓からの侵入を防ぐには、センサーライトも効果的ですが、防犯用のフィルムを貼ると万全の対策になります。
シルバーふくろうくん
シルバーふくろうくんは、にしけい独自の高齢者みまもりシステムです。月額1,100円から、格安で見守りサービスを利用することができます。
メールみまもりタイプと駆け付けタイプがあり、それぞれお買い上げ、レンタルに分かれます。
- メールみまもりタイプ
- 駆け付けタイプ
それぞれのタイプをくわしく説明します。
メールみまもりタイプは、駆け付けサービスが月額料金に含まれておらず、出動依頼に応じて現場に急行します。
駆け付けは1回あたり、レンタルなら月額3,850円から利用できます。ご両親の近くに住んでいて、万が一のときには自分で様子を見にいける家庭にぴったりのプランです。
セキュリティ機器が異常を発すると、ご家族にメールが送信されます。メール内容や状況に応じて、にしけいのコールセンターに駆け付け依頼を行うことができます。
駆け付けタイプは、警備員の駆け付けで追加料金が発生しません。メールみまもりタイプより月額料金が高くなリますが、自分で駆け付けられないときも、にしけいの警備員が対応してくれるので安心です。
両親と遠くに住んでいる方や、仕事や育児で身動きが取りにくい方には、駆け付けタイプをおすすめします。
機器の買取・レンタルで月額料金が変わります。月額料金を安く抑えたい場合には、機器の買取を選ぶことをおすすめします。
逆に、月額料金よりも初期費用を抑えたい場合は、機器のレンタルを選ぶとよいです。
料金は以下の通りです。
【機器の買取】 | メールみまもり | 駆け付け |
---|---|---|
月額 | 1,100円 | 2,750円 |
初期費用 | 69,300円 | 69,300円 |
【機器のレンタル】 | メールみまもり | 駆け付け |
---|---|---|
月額 | 2,200円 | 3,850円 |
初期費用 | 0円 | 0円 |
家財や現金を補償してくれる
にしけいのホームセキュリティでは、万が一盗難被害にあった場合に、補償サービスが適応されます。
家財道具であれば200万円まで、現金・貴金属などであれば50万円まで補償されます。空き巣被害でドアや窓の修理が必要になった場合も、100万円まで対応してくれます。
にしけいの見舞金制度は、地域密着型のホームセキュリティ会社ではめずらしい高額な補償です。
全国展開の警備会社でもっとも知名度のあるセコムは、見舞金がしっかりしていることで評判が高いですが、にしけいはセコムと同等の補償金が受け取れます。
ホームセキュリティ会社を決めるにあたって、補償金制度に重きを置いている方は、セコム一択となることが多いです。
しかし、九州にお住まいの方は、にしけいでもセコムと同様の見舞金を受け取ることが可能なので、選択肢が広がります。
契約から警備開始までの流れ
ホームセキュリティの警備を開始するまでの流れは以下の通りです。
【資料・見積もり請求】
まずは、電話やネットで資料を請求したり、見積もりの日程を決めます。資料請求・見積もりは無料で行うことができます。
【担当者の訪問】
にしけいの担当者が自宅に来て、希望するセキュリティレベルや、狙われやすそうな場所のチェックを行います。
このとき担当者が見るポイントは、
- 家の間取り・周囲の環境
- 家族構成・生活パターン
です。各家庭にあったプランを提案するためにヒアリングを行いますので、細かい内容でも伝えておくとミスマッチを防ぐことができます。
【見積もり書の提示】
訪問でヒアリングした希望内容や家族状況から判断し、最適なプラン・料金などを説明します。
このとき、他社との比較を考えている場合は、「ほかの会社でも見積もりをとります」と正直に伝えて待ってもらうことをおすすめします。
【工事】
他社との見積もり比較から契約する会社を決めたら、セキュリティ機器の取り付け工事をする日程を調整します。
新築住宅に設置する場合は、建築業者との兼ね合いも必要となるため時間がかかりますが、既存住宅の場合は、半日程度で工事が完了します。
【警備開始】
工事が完了すれば、ほとんどの場合は当日に警備を開始できます。工事の立ち会いとともに操作方法を聞く必要があるため、家族全員で話しを聞けると安心です。
見積もりをとって料金比較
にしけいはオーダメイド方式で、必要なサービスだけを選べるプランがメリットです。ホームセキュリティを導入すると、初期費用はもちろん月額料金も必要なので、ランニングコストが心配です。
料金は、家の間取りや家族構成によっても変わるので、見積もりをとって検討する必要があります。警備員の待機場所が家から近いほど、ホームセキュリティに入るメリットは大きくなります。
空き巣は、ホームセキュリティに入っている家を避ける傾向にはありますが、100%侵入しないとは言い切れません。
ただし、万が一の場合でも、にしけいは見舞金がしっかりしているので、負担を軽くすることができます。