予算2,500円以内で使える「leafee」と「スマートルームセキュリティ」は、一人暮らしの方に人気

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家と電卓

ホームセキュリティというと、導入にお金がかかるイメージがとても強いです。

大手セキュリティ会社セコムの場合、一番安いマンション・アパート用のプランでも、月額4,950円かかります。

さらに、月額料金とは別に、工事費や保証金が必要です。初期費用だけで6万円以上かかるので、契約をあきらめる方も少なくありません。

しかし、ホームセキュリティのなかには、低い価格で利用できるものもあります。

本記事では、10社以上のセキュリティサービスを熟知した私が、特に安くて実力があると感じたホームセキュリティ2つを解説します。

今回取り上げるホームセキュリティは「leafee(リーフィー)」「スマートルームセキュリティ」です。

両社とも、月額利用料は2,500円以下です。価格が安くても、セキュリティサービスとしての実力はあるので、初めて一人暮らしをする方や、学生の方にもおすすめです。

スマートルームセキュリティ(関電SOS)公式サイトはこちら

※金額・手数料表記はすべて税込です。

leafeeのサービス内容

leafeeのロゴ

leafeeでできることは、大きく分けて3つです。

  • アプリで窓の戸締まりを確認
  • 外出先から、戸締まりや開閉記録を確認
  • 侵入者を検知したら、ブザーで警報を鳴らす

leafeeの基本的な機器は、ブザー付きのホームハブ(leafee hub)、窓用センサー(leafee mag)、人感センサー(leafee move)です。どれもシンプルで、使いやすいデザインだと感じました。

基本プランの料金や、それぞれの機器の特徴を説明します。

基本プランの料金は4パターン

leafeeのプラン料金は、必要機器をレンタルする「サブスクプラン」と、サービス利用開始時に買い取る「機器買切り型プラン」の2つに分かれます。さらに、それぞれのプランで、自宅にWi-Fiがある方向けの料金と、ない方向けの料金があります。

合計4つのプラン料金から、ご自身のライフスタイルに合ったタイプを選べます。4つのパターンの利用料金を以下の表にまとめました。

サブスクプラン 初期費用 月額
Wi-Fiプラン 0円 1,628円
携帯回線プラン 0円 2,178円
機器買切り型プラン 初期費用 月額
Wi-Fiプラン 12,980円 1,078円
携帯回線プラン 19,800円 1,628円

携帯回線プランとは、SIM・携帯回線付きのleafee hubを提供するプランです。自宅にWi-Fi環境がなくても、leafeeが利用できます。

4つのプランすべてが、月額2,500円以下で利用可能です。セコム・ホームセキュリティの月額が4,950円であることを考えると、かなりお得だと思います。

サブスクプランと、機器買切り型プランの最大の違いは、初期費用がかかるかどうかです。

機器買切り型プランの場合、サービス利用開始時に必要機器をすべて買い取る必要があります。そのため、12,980円~の初期費用が必ずかかります。その代わり、月々の料金が安くなるというメリットがあります。

長期の利用を考えているならば、機器買切り型プランの方が将来的にお得です。

利用する期間が決まっている場合や、初期費用の捻出が難しい場合は、サブスクプラを利用した方が負担がありません。

計算してみたところ、18ヶ月以上利用すると、機器買切り型の方がサブスクプランより利用料金が安くなります。これは、Wi-Fiプランでも携帯回線プランでも変わりません。

1年半以上leafeeを使う予定があるのであれば、機器買切り型プランの方がお得です。

窓センサーは磁力検知タイプ

leafeeの窓用センサーには、leafee magという名前がついています。

leafee magは、磁力検知タイプのセンサーです。一般的な窓用センサーには、磁力検知タイプと振動検知タイプの2つがあります。

磁力検知タイプは、親機と子機に分かれているもので、それぞれを窓本体と窓枠に取り付けます。窓が開く(=親機と子機の距離が離れる)と、2つのセンサーが反応する仕組みです。

振動検知タイプは、窓本体に1つだけセンサーを設置するタイプです。窓に大きな衝撃が加わると、センサーが反応します。

私としては、磁力検知タイプの方が窓センサーとして優れていると思います。というのも、振動検知タイプは、誤反応の起こる可能性が高いからです。

市販の振動検知タイプの窓用センサーは、家族やペットが窓にぶつかったり、強風で窓が揺れたりすると、反応するケースがあります。

leafee magは、磁力検知型なので誤反応のリスクが少ないのです。

大掛かりな工事が必要なく、窓に貼るだけですぐ使えるのもメリットです。

窓用センサーが磁力検知型であることで、もう一つメリットが生まれます。窓の閉め忘れを検知できることです。

振動検知型だと、窓に加わる衝撃しか検知できません。磁力検知型は親機と子機の距離を検知するので、泥棒に窓が破られたときだけでなく、自分が窓を閉め忘れたときでもセンサーが反応します。

侵入を検知するだけでなく、毎日の戸締まりにも役立ちます。

人感センサーとホームハブで侵入者を検知・威嚇

leafeeの人感センサーとホームハブは、侵入者を検知・威嚇する効果がある機器です。

まず、leafee moveは、熱反応を検知する人感センサーです。侵入者が室内に入ってきても、すぐにその動きを検知します。

熱センサーのよいところは、防犯目的だけでなく、見守り目的でも使える点です。センサーが人の動きを検知するので、高齢の家族が元気に過ごしているか確認できます。

見守り目的で利用するのであれば、トイレやキッチンなど生活する上で必ず通る場所に人感センサーを設置するのがおすすめです。

長時間センサーに反応がなければ、なにか異常事態が発生したと判断できます。

そして、leafee hubは、自宅内のセンサーとBluetoothをつなぎます。leafee hubには、大きな音が出るブザーが内蔵されています。

スマートフォン用のアプリで警戒モードに設定した状態で、自宅内の各センサーが異常を検知すれば、ブザーが大音量で鳴ります。

侵入犯罪者は、大きな音を恐れます。周囲の人に自分の侵入がバレる可能性が高まるからです。ブザーを聞いただけで、逃げ帰る空き巣がたくさんいます。

ブザーがあれば、侵入者を撃退できる可能性が高まります。

窓の防犯を強化できるのがメリット

空き巣の侵入経路

個人的には、窓の戸締まりをどこにいても確認できるのが、leafeeの大きなメリットだと思います。

侵入犯罪者の6割は、窓から侵入します。逆を言えば、窓の防犯をしっかりしておけば、6割の侵入者を撃退できるのです。

警察庁がまとめた2022年の空き巣の侵入経路を見ると、1番多いのが無施錠の窓から侵入するパターンです。次いで、窓ガラスを割って侵入する窓破りが多いです。

leafeeは、自宅の窓が閉まっているかどうかを、アプリでどこでも確認できるセキュリティシステムです。戸締まりをきちんと管理できるので、無施錠による侵入犯罪被害を防げます。

また、万が一侵入されたとしても、人感センサーが侵入者を検知し、ブザーを大音量で鳴らすので、撃退が可能です。

スマートルームセキュリティのサービス内容

スマートルームセキュリティの機器

スマートルームセキュリティは、株式会社プリンシプルが提供する、賃貸住宅向けのホームセキュリティです。

地域に根付いた警備会社と連携しているため、格安で利用できるのにも関わらず、通報機能や駆けつけ機能が充実しているのがメリットです。

主なサービス内容は、

  • マグネットセンサーによる異常検知
  • 異常を検知すると自宅内に警報音
  • 事前に登録した携帯電話に異常を通知

です。

センサーを使って異常を検知し、通知する機能がある点は、leafeeとよく似ています。

スマートルームセキュリティの料金

スマートルームセキュリティの利用料金は、販売取次店によって異なります。販売取次店は地域によって、

  • 関東:全日警
  • 関西:東洋テック
  • 九州:にしけい キューネット

などがあります。

東洋テックが運営する関電SOSが、スマートルームセキュリティの料金を公開しているので紹介します。

初期費用 月額利用料
Wi-Fiモデル 16,280円 550円
SIMモデル 21,780円 1,078円

Wi-Fiモデルとは、自宅にインターネット環境があり、無線LANルーターを利用できる方のためのプランです。leafeeのWi-Fiプランとよく似たものです。

SIMモデルとは、自宅にインターネット環境がない方向けのプランです。leafeeでいうところの、携帯回線プランと同じです。

スマートルームセキュリティの最大の特徴は、月額利用料がとても安い点です。1,000円前後でセキュリティサービスを利用できるプランは、他を探してもほとんどありません。

安さを求める方には、とてもおすすめのホームセキュリティです。ただし、leafeeと違って、初期費用が0円のプランはありません。

最初にまとまった金額が必要であることから、今すぐセキュリティサービスを利用したい方にはハードルが高いかもしれません。

スマートルームセキュリティには、いくつかのオプションサービスもあります。

  • マグネットセンサー1個追加:220円
  • SOSボタン1個追加:220円
  • カギ預託契約:528円
  • 駆けつけ契約:528円

(月額料金)

利用するセキュリティ機器を増やす場合には、その個数に応じて月額料金が増えます。自宅の間取りに合わせて機器のカスタマイズができます。

駆けつけサービスがあって安心

オプションのなかでも特に人気なのが、駆けつけ契約です。地域の大手警備会社と連携して、異常発生時に警備員が駆けつけるサービスを利用できます。

駆けつけサービスのためにホームセキュリティを契約する人がいるほど、セキュリティのなかで重要視されるサービスです。

スマートルームセキュリティの場合、月額利用料に528円上乗せすることで、駆けつけサービスが利用できるようになります。

1回の駆けつけにつき、別途5,500円の料金が必要です。カギ預託契約オプションを追加すれば、住人が不在のときでも、セキュリティ会社の警備員が合鍵を使って、自宅内の見回りを行います。

leafeeには、駆けつけサービスがありません。異常が起こったときは、自分で警察に通報するなどの対処をする必要があります。警備のプロであるセキュリティ会社の警備員に任せられるのが、スマートルームセキュリティの大きなメリットです。

基本プランに付属する機器

スマートルームセキュリティの基本プランには、

  • セキュリティ親機
  • マグネットセンサー2個
  • ステッカー2枚

が付属します。

セキュリティ親機は、株式会社プリンシプルが提供するスマートフォン端末です。この端末が、センサーの異常信号を受信したり、異常を登録した連絡先に送信します。

スマホの専用アプリを使って、警備セットや解除も行えます。

マグネットセンサーは、leafeeと同じく磁力検知型のものです。窓やドアなど、お好みの場所につけることが可能です。

スマートルームセキュリティは、工事が必要ありません。正しくセッティングを行えば、5分で取り付けられます。

  1. タブレット型ホームターミナル(セキュリティ親機)の電源をつける
  2. センサーをドアや窓に取り付け
  3. ホームターミナルの画面上の警備ON/OFFボタンを押す

の3ステップだけで完了するので、機械が苦手な方でも簡単です。

事前にスタッフが自宅を訪問することはありません。申し込みから一週間程度でスターターキットが自宅に届くので、手軽にホームセキュリティを導入可能です。

スマートルームセキュリティ(関電SOS)公式サイト

leafeeとスマートルームセキュリティを選ぶポイント

leafeeとスマートルームセキュリティは、どちらも低価格で簡単に導入できる、ホームセキュリティサービスです。

センサーを使った異常検知という点も似ているため、自分に合ったサービスはどちらか選ぶのに悩みがちです。

私が考える、両サービスの共通点や違いに沿って、選び方のポイントを解説します。

leafeeとスマートルームセキュリティの共通点

2つのサービスの特徴的な共通点をあげると、

  • センサーで自宅の防犯対策
  • 月額料金が大手ホームセキュリティより安い
  • 最低利用期間などの縛りがない
  • 利用開始時に工事が必要ない

などがあります。

特に注目なのは、月額料金が大手セキュリティ会社のサービスより安いことと、解約に関する縛りがないことです。

leafeeもスマートルームセキュリティも、月額料金は、セコムやalsokの半額以下です。毎月まとまったお金をセキュリティ費用に当てるのが難しい、学生や一人暮らしの方におすすめのサービスです。

解約に関する縛りがなく、短期間の利用が可能なのもメリットです。大手のホームセキュリティは、2年や3年契約であることが多いです。長いスパンでの契約が前提となっているので、期間限定で利用したい方には手を出しづらいのが実情です。

leafeeやスマートルームセキュリティであれば、自分が必要なとき限定で利用できるのが大きなメリットだと感じます。違約金の発生もないため、お金を気にせず解約できます。

初期費用をかけたくないならleafee

初期費用をかけず、今すぐセキュリティを導入したいなら、leafeeの方がおすすめです。leafeeには、サブスクプランという初期費用が必要ないプランがあるからです。

スマートルームセキュリティは、すべてのプランで2万円前後の初期費用がかかります。

今すぐセキュリティシステムの契約を考えていて、まとまったお金の用意が大変なのであれば、leafeeの方が負担が少なくて済みます。

駆けつけサービスが必要ならスマートルームセキュリティ

オプションにある駆けつけサービスを利用したいなら、スマートルームセキュリティがおすすめです。

大手警備会社と連携して提供するサービスなので、いざというときも安心です。

万が一、犯罪に巻き込まれたとき、周囲に助けを求める人がいないと、冷静に行動することは難しいです。特に、近くに家族がいない一人暮らしの場合、大きな不安を感じます。

防犯のプロにいつでも駆けつけてもらえるだけで、不安はかなり緩和されます。

より安心感を得たいのであれば、スマートルームセキュリティはとても優秀なサービスだと思います。

ただし、駆けつけサービスを利用するには、毎月528円のオプション追加料金と、出動のたびに5,500円の派遣料が必要となります(どちらも、関電SOSを通じて申し込んだ場合の料金です)。

基本プランとは料金が異なるので、注意してください。

まとめ

leafeeもスマートルームセキュリティも、どちらも低価格で利用できるホームセキュリティです。

窓や扉にセンサーを取り付け、アプリで戸締まりや開閉記録を管理できるので、犯罪者の侵入を効果的に検知可能です。

多くの人は、侵入犯罪者はお金持ちの家にしか侵入しないと考えます。そのため、賃貸のアパートやマンションに住む人、一人暮らしをする人は、防犯対策を後回しにしがちです。

しかし、侵入犯罪者は住人の裕福さだけでターゲットを決めません。もちろん、高価なものをたくさん置いている家はターゲットになりやすいです。しかし、それ以上に狙われやすいのは、戸締まりが甘く侵入しやすい家です。

単身者用のマンションやアパートは、日中人気がないので、侵入しやすい家なのです。

ホームセキュリティを効果的に活用して、防犯対策を行うのがおすすめです。

実は、leafeeもスマートルームセキュリティも、無料でお試し利用が可能です。leafeeは2週間、関電SOSを通じてスマートルームセキュリティを利用した場合、最大2ヶ月間無料でホームセキュリティを体験できます。

少しでも気になる方は、自分のライフスタイルと合うかどうか試してみるのをおすすめします。

スマートルームセキュリティ(関電SOS)公式サイトはこちら

アルソック

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
遠い土地に住む祖母が一人暮らしになったのをきっかけに、自宅の防犯対策について興味を持ちました。週一で散歩のついでにいろんな家の防犯対策をチェックしています。

より良い情報をお届けするため、疾風AI がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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