地域密着型を活かした東急セキュリティはメリットが多いって本当か
東急セキュリティは、東急線沿線に密着した警備会社で、ホームセキュリティも評判です。
地域密着型の東急セキュリティでは、全国展開のホームセキュリティとは違った、独自のオプションサービスが充実しています。
全国展開のホームセキュリティでは、SECOM(セコム)やALSOK(アルソック)が有名です。関東お住まいの方とっては、ホームセキュリティの導入にあたり、セコム・アルソックと悩むことも多いです。
今回は、東急セキュリティにはどんなメリットがあるのか説明します。
目次
緊急時の駆けつけ対応が速い
東急セキュリティのサービスが受けられる地域は、東急線沿線の20市区に限られます。
- 東京都(7市区)
- 大田区・狛江市・品川区・渋谷区・世田谷区・町田市・目黒区
- 神奈川県(13市区)
- 青葉区・麻生区・中原区・神奈川区・高津区・多摩区・都筑区・宮前区・中区・西区・緑区・港北区・大和市
一部のエリアでは、サービスが受けられないこともあります。見積もりをとるか、近隣の住宅が、どの警備会社のホームセキュリティに入っているか確認するのもおすすめです。
東急セキュリティは、「半径2.5kmに1か所、警備員の待機場所がある」という大きな特徴をもっています。
業界ナンバーワンのセコムでは、約2,800の駆けつけ拠点があります。日本の可住地面積は103,500km²なので、単純計算で、1拠点が担当する範囲は37km²になります。
東急セキュリティでは、半径2.5kmに1か所、つまり1拠点が担当する範囲は20km²となるので、担当範囲が小さくスピーディーな駆けつけが可能です。
防犯の都合上、詳しい場所は公開されていませんが、具体的な範囲を示している会社は、東急セキュリティだけです。
東急セキュリティは、ホームセキュリティ以外にも、店舗やオフィス、駐車場などの警備も担当しています。
地域を限定し、色々な場所の警備にあたっているため、狭い範囲での拠点数が多くなっているのだと思います。
待機場所が自宅に近ければ近いほど、緊急時の駆けつけがとても早く、ホームセキュリティに入るメリットが大きくなります。自宅から近い待機場所は、見積もりをとると教えてもらえます。
セキュリティ機器は2種類で賃貸にも対応
東急セキュリティの機器は、ユニットモデルとセパレートモデルの2種類があります。
ユニットモデルは、センサーが無線式になっていて設置が簡単にできるので、戸建てやマンション、賃貸のアパートにも、幅広く導入できます。
セパレートモデルは、リモコン型の機器がメインとなっていて、持ち運びが可能です。ユニットモデルと大きく異なるのは、オプションで、あんしんモバイル機能が利用できることです。
あんしんモバイルとは、セパレートモデルのみ利用できるオプション機能です。3つのサービスが受けられます。
- 子ども見守りサービス
専用のICキーやカードを機器にタッチすると、保護者の携帯にメールが送信されます。 - 異常通知サービス
セキュリティ機器が異常を感じると、東洋セキュリティに連絡されると同時に、携帯にもメールが届きます。 - 警備の遠隔操作ができる
携帯電話を使って、外出先から警備のオン・オフを切り替えられます。
子どもだけで留守番をしたり、携帯からセキュリティ状態を切り替えたい場合には、あんしんモバイルが利用できるセパレートモデルがおすすめです。
料金プランは機器の数で変化する
ホームセキュリティの料金は、セキュリティ機器の種類や、数によって変化します。
各家庭によって機器を設置したほうが良い場所は異なるので、間取りが同じでも、料金に差がでることがあります。見積もりをとり、実際にチェックしてもらうことが大切です。
また、機器をレンタルするか、買取するかによっても月額料金と初期費用が変わります。
機器をレンタルすると、月額料金は高くなりがちですが、初期費用が抑えられます。機器を買い取った場合は、初期費用は高くなりますが、月額料金を抑えることができます。
新築と既存住宅でも料金は異なりますが、ここでは既存住宅のユニットモデルとセパレートモデルを比較しました。
料金プランの例では、ユニットモデルは3階建ての3LDKを想定していて、機器の数は10個です。セパレートモデルは2階建ての4LDKを想定し、機器の数は15個です。
(※すべて税別表示です。)
◆機器をレンタルした場合
例1 | ユニットモデル(機器:10個) | セパレートモデル(機器:15個) |
---|---|---|
月額料金 | 5,160円 | 8,460円 |
工事費 | 54,500円 | 73,500円 |
保証金 | 20,000円 | 20,000円 |
◆機器を買取した場合
例2 | ユニットモデル(機器:10個) | セパレートモデル(機器:15個) |
---|---|---|
月額料金 | 3,000円 | 4,200円 |
機器・工事費 | 229,700円 | 382,100円 |
機器の数がユニットモデルよりも5個多いこともあり、セパレートモデルが割高に感じます。
今回のプラン例では、ユニットモデルが3LDK、セパレートモデルが4LDKの例なので、間取りに大きな違いはありません。
では、なぜ機器の数に差がでるのかというと、ユニットモデルが3階建て、セパレートモデルが2階建てを想定しているのがポイントだと思います。
泥棒が狙いやすいのは1階や2階です。なぜなら、戸建ての場合、家を囲っている壁や植木で足場ができたり、身を隠しやすからです。
3階になると、足場もなく、周囲からの見通しも良くなるため、セキュリティ機器を控えめに設置する場合が多いです。
したがって今回のプラン例では、3階建てのユニットモデルは機器の数が少なく、2階建てのセパレートモデルは、機器が多めでセキュリティをしっかりしている状態になっています。
そのぶん値段にも差がありますが、機器の数が同じとすると、料金に大きな差はなく、ユニットモデルが少し安い程度だと考えられます。
ユニットモデル・セパレートモデルで迷った場合は、料金の違いより、機器やサービスの違いで選ぶことをおすすめします。
スマホを活用した最先端のホームセキュリティ
東急スマートセキュリティは、ホームセキュリティにスマホの先進技術をあわせた、いいとこ取りができるサービスです。
ホームセキュリティのユニットモデル・セパレートモデルでは、侵入・火災・ガス漏れなど、防犯と防災を見守ってくれますが、スマートセキュリティでは防犯をメインにしています。
火災やガス漏れも気になるけれど、ひとまず防犯を固めたい場合には最適で、リーズナブルに利用できます。
- タッチスクリーン
- セキュリティセンサー2台
- 東急セキュリティのステッカー
- 警備員の駆けつけ
4点がセットで月額3,980円(税別)から導入できます。工事費は別途必要です。
インターネット回線が必須になりますが、スマホ・インターネット回線をすでに持っている場合は、簡単にスマートセキュリティを導入することができます。
外出・在宅・夜間の3つのモードがあり、警戒の設定や変更をスマートフォンから行います。
また、コミュニケーションアプリであるLINEとも連携できます。センサーが異常を感知すると、LINEに通知が届きます。
セコムやアルソックにも、それぞれ会社のアプリは存在します。しかし、アプリの不具合が目立つとの口コミも多いです。
東急スマートセキュリティは、イッツコムとの共同事業なので、スマホからも使いやすい設計になっています。
ホームセキュリティを契約すると東急ハンズで5%オフ
東急セキュリティでホームセキュリティ契約をすると、会員限定の「OTOQ-オトーク-」というサービスが利用できます。
オトークでは、東急ハンズでの買い物が5%オフになったり、東急系の映画館が1800円→1300円で利用できます。
東急病院の人間ドッグが10%オフ、東急スポーツシステムでジムの入会金が無料になるなど、色々なクーポンが使えます。
無料生活相談ダイヤルも使えます。育児や介護、暮らしのトラブルや税務に関する問題まで、あらゆる悩みを無料で相談できます。
幅広い事業を展開している東急グループだからこそ、可能になるサービスです。
東急沿線在住なら東急セキュリティはメリットが多い
東急セキュリティは、地域密着を最大限に活かしていて、独自のサービスが豊富です。
半径2.5kmに1か所の待機場所があり、緊急時の駆けつけはすぐに対応してくれるので、安心です。
セコム・アルソックの大手と比べるとリーズナブルな価格で、侵入・火災・ガス漏れ・非常時をしっかりサポートしてくれます。
ホームセキュリティとスマホを最大限に活かした、東急スマートセキュリティは、今後さらに便利になると思います。
東急線沿線でしかサービスが受けれられないことが、唯一のデメリットですが、エリア内に住んでいれば、導入するメリットが大きいホームセキュリティです。
