アルソックのプラン比較、お得なのは買取・レンタル・ゼロスタート?
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ALSOK(アルソック)はプランの種類が多いため、組み合わせ次第でどのような家族構成にも対応でき、SECOM(セコム)についで人気があります。
アルソックはセコムよりも料金が安めで、必要なサポートだけを受けられます。警備員の待機場所がどんどん増えてきていて、現在では全国で約2,400の拠点があります。
今回は、アルソックでホームセキュリティを契約するときに知っておきたい、お得な料金プランの選び方をまとめます。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
セキュリティプランの料金
アルソックは建物タイプによって、一般家庭向け「HOME ALSOK Connect」、集合住宅に「HOME ALSOK アパート・マンションプラン」、別荘や空き家に「HOME ALSOK るすたくセキュリティパック」の3タイプからセキュリティタイプを選べます。
また、高齢者の見守りサービスとして「みまもりサポート」があります。
窓やドアに付けるセキュリティ機器は同じですが、日常的に操作するコントローラーの種類が戸建てとアパート・マンションでは異なります。
- 玄関・窓からの侵入
- 押し売り・急病の非常通報
- 火災の感知
センサーが異常を感じ取ると、ガードマンが素早く自宅に駆けつけ、状況に応じて警察や消防に連絡してくれます。
アルソックは、ガードマンの現在地をGPSで常に把握しているので、現場にもっとも早く到着できる人を選んで派遣します。口コミでも「アルソックの対応が早い」と評判です。
みまもりサポートは、高齢者の一人暮らしに最適なプランで、防犯というよりは急病に力を入れています。
各タイプの特徴と料金をくわしく説明します。
HOME ALSOK Connect
HOME ALSOK Connectは1LDKから4LDK一般的な戸建てまで幅広く対応します。
2015年度グッドデザイン賞を受賞したスタイリッシュな「ホームセキュリティBasic」をさらに洗礼させた、シンプルでコンパクトなデザインです。
専用のIDキー・暗証番号・スマホアプリのどの方法からでも、セキュリティ状態の変更できて便利です。
スマートフォンを持たない子どもや高齢者にIDキーを渡し、親世代がスマホから操作する、という使い方もできます。
HOME ALSOK Connectは、LTE回線が内蔵されているため、通信回線を新たに用意する手間がありません。また、ユーザーのインターネット回線を接続することもでき、内蔵の通信回線をバックアップとして利用することが可能です。
4LDKの料金例は以下のとおりです。
【Basic・4LDK】 | 買取 | レンタル | ゼロスタート |
---|---|---|---|
月額料金 | 4,070円 | 8,470円 | 9,350円 |
工事費 | 52,800円 | 52,800円 | 0円 |
機器費 | 259,490円 | 0円 | 0円 |
アパート・マンション
アパート・マンションの集合住宅にぴったりで、賃貸住宅にもお手ごろ価格でホームセキュリティを導入できます。
Connectと大きく異なるところは、玄関先のライトとIDキーがないことです。ただし、スマホのアプリが使えるため、外出先からでも警戒状態を確認・変更できます。
【玄関先のライトとは】
戸建てでホームセキュリティに入ると、玄関先の目立つところにライトを設置します。アルソックでは「ALSOKライト」と呼ばれています。
ライトを付ける理由は2つあります。1つは、警備員が駆けつけたとき異常のある家を見つけやすいこと、もう1つは、異常事態を周囲に知らせて家族と犯人の接触を防ぐためです。
マンションの場合は、玄関先の廊下は共用スペースになるため、ライトを付けられないことも多いです。
3LDKの料金例は以下のとおりです。
【マンション・3LDK】 | 買取 | レンタル | ゼロスタート |
---|---|---|---|
月額料金 | 3,300円 | 6,072円 | 6,721円 |
工事費 | 38,819円 | 38,819円 | 0円 |
機器費 | 161,370円 | 0円 | 0円 |
みまもりサポート
みまもりサポートは、持病のある方、一人暮らしの高齢者に向けたプランです。コントローラーは、ボタンが大きいのでわかりやすく押しやすいため、使い勝手が良いです。
急病に特化したサービスなので、防犯面も強化したい場合には、ほかのタイプと併用する必要があります。
あらかじめ持病やかかりつけの病院をアルソックに伝えておくと、万が一の場合にもスムーズな引き継ぎができます。
オプションで、ペンダント型の救急ボタン・火災感知・空間センサー・見守り情報配信サービスを付けられます。
設置した空間センサーの反応を確認して、離れて暮らす家族に定期的なメール配信を行うオプションです。
一定時間にセンサーの反応がなければ、急病などで動きがとれない状態と判断し、警備員が現場に駆けつけます。
センサーの反応がなく「異常」を感知したときだけでなく、センサーが反応し「元気」が確認できたときにもメールが届くので安心です。
みまもりサポートでは、コントローラーに「相談」ボタンが付いていて、24時間いつでも医療スタッフと会話ができます。
病院に行くべきかどうか判断がしづらいときや、ささいな体調の変化が気になる場合に無料で相談できるので、安心して毎日を過ごせます。
コントローラーのみの料金例は以下のとおりです。
【みまもりサポート】 | 買取 | レンタル | ゼロスタート |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,870円 | 2,838円 | 3,069円 |
機器費 | 57,200円 | 0円 | 0円 |
設置費 | 13,365円 | 13,365円 | 0円 |
買取・レンタル・ゼロスタートの違い
アルソックには、ほかの警備会社にはない「ゼロスタート」プランがあります。ゼロスタートプランを選ぶと、初期費用がまったくかからず、月額料金のみでホームセキュリティを始められます。
買取・レンタル・ゼロスタートのメリットやデメリットは以下のとおりです。
- 機器の買取
- ・初期費用が高くなる
・月額料金が安く抑えられる
・機器は10年保証 - 機器のレンタル
- ・初期費用が工事費のみで安く抑えられる
・月額料金が高くなりがち
・機器の修理代が無料 - ゼロスタート
- ・初期費用なし
・月額料金がレンタルプランよりも高くなる
・機器の修理代が無料
ホームセキュリティを長期利用する場合は、月額料金が抑えられている買取プランがお得です。短期で利用する場合は、レンタルプランのほうがよいと言われています。
契約期間は5年です。5年を過ぎると、1年ごとの更新になります。ただアルソックは「短い年数の導入も可能」とあるので、融通が利くと考えられます。
学生の一人暮らしで2~4年の契約を考えている場合は、事前に相談しておくと安心です。
契約期間の「5年」がお得の分岐点
アルソックのConnectで、契約年数ごとにホームセキュリティにかかる総額がどのように変化するのか、料金例をグラフにまとめました。
1~4年目では、セキュリティ機器の費用が含まれるぶん、買取プランが圧倒的に高いです。
レンタルプランとゼロスタートの違いは工事費のみなので、10年を通して大きな差はありませんが、1~2年目の費用が抑えられるのがゼロスタートのメリットです。
4年目でレンタルプランとゼロスタートの差が1万円ほどになります。
5年目に入ると、買取プランが一番お得になります。5年目の時点では差は1万円もありませんが、月額料金が安いぶん、5年目以降は買取プランが圧倒的に費用を抑えられます。
10年契約した場合にかかる総額は、
- 買取プラン:約80万円
- レンタルプラン:約107万円
- ゼロスタート:約112万円
となり、買取プランはゼロスタートよりも32万円ほど安く抑えられることがわかります。
初期費用は必要ですが、長くホームセキュリティを利用したい場合には、買取プランを選択するのがおすすめです。
ただし、セキュリティ機器の無料保証は10年ですので、10年以上使い続ける場合は、修理や交換の費用が必要です。
・1~4年はゼロスタートがもっともお得
・4~6年はゼロスタートとレンタルプランはほぼ変わらない
・5年目以降は買取プランがお得、10年経つとセキュリティ機器の買い替えが必要
ちなみに、今回のグラフはConnectの料金例を参考に作成しましたが、アパート・マンションでも同様に「5年」が分岐点になります。
10年契約すると、買取プランがゼロスタートよりも断然お得で、
- 買取5年:約40万円
- 買取10年:約60万円
- ゼロスタート5年:約40万円
- ゼロスタート10年:約80万円
となります(一般的な3LDK)。
ただし、みまもりサポートは契約期間が5年です。その後は1年単位での自動更新となります。それに伴って、料金のグラフもパターンが異なります。
みまもりサポートの場合は、ゼロスタートが割高です。2~4年目はレンタルプランがもっともお得になります。
損しないプランの選び方
アルソックでは、まず最初に家族構成や家の間取りによって、セキュリティプランを選びます。
次に料金プランの買取・レンタル・ゼロスタートを決めますが、ポイントになるのはホームセキュリティを何年契約するかです。
1~4年の場合、レンタルかゼロスタートを選ぶと総額が抑えられます。
5年目以降は買取プランがお得になり、10年契約するとゼロスタートよりも26万円ほど安くなります。
機器を買い取ると、初期費用が高くなりがちです。セキュリティ機器は10年間の無料保証が付いていますが、セキュリティ機器は故障することもありますし、メンテナンスも必要です。
レンタルとゼロスタートの金額の差は、買取プランほど大きくないので、初期費用をにかけられるお金の有無がポイントになると思います。