セコムみまもりホンとアルソックのまもるっく、高齢者の見守り端末はどちらが安い?

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笑顔の高齢者

日本の高齢化にともない、高齢者の位置情報を検索したり、緊急時に通報ができたりする見守り端末が多数販売されています。しかし、どれも似たような機能で、いまいちどれを選ぶべきかわかりません。

見守り端末は命にも関わる可能性があるため、選び方がとても重要です。

たとえば、せっかく通報機能がついた端末を契約しても、家族がすぐ近くに住んでいると、遠慮のいらない家族にばかり連絡するかもしれません。

一方で、家族に迷惑をかけたくないから、セキュリティ会社に通報する方が気が楽だと考える人もいます。

見守り端末を選ぶときは高齢者をどう見守りたいか、家族のライフスタイルはどうか、を考慮しなくてはなりません。

本記事では、大手ホームセキュリティ会社が提供する見守り端末にしぼって、それぞれの機能の特徴や料金について説明します。

取り扱う端末は、セコムの「セコムみまもりホン」、アルソックの「まもるっく」の2つです。

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まもるっく 公式サイト

※金額・手数料表記はすべて税込です。

セコムのみまもりホン

セコムのステッカー

セコムといえばホームセキュリティのイメージが強いですが、高齢者の見守りサービスも充実しています。

なかでもセコムみまもりホンは、

  • 緊急通報&駆けつけサービス
  • 健康相談サービス
  • 安否確認サービス

の3つが揃った見守り専用端末です。

電話機能やSMS機能もあるので、シニア世代向けのスマホとしても有能です。

セコムみまもりホンの機能や料金をまとめます。

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基本の3つのサービス

セコムみまもりホン

セコムみまもりホンの基本サービスは、

  • 救急通報
  • 健康相談・救急情報お預かり
  • 安否・位置確認

の3つです。それぞれについて説明します。

救急通報サービスは、セコムみまもりホンについたストラップを引っ張るだけで、セコムに通報できるシステムです。すぐにセコムのオペレーターが対処し、必要に応じて公的機関へ通報を行います。

人の手が必要だと判断したときは、最寄地の拠点から緊急対処員が直ちに駆けつけます。

困ったことがあったときや、急病やけがのときに便利です。

個人的に、セコムみまもりホンが優れていると感じた点は、現場が自宅以外の場所でも対応可能な点です。一般的なホームセキュリティは、自宅以外での緊急事態はサービス対象外です。

あくまで、自宅のセキュリティを高めるサービスだからです。しかし、緊急事態がいつも自宅で起こるとは限りません。活発に外に出かける方なら、外出時のリスクの方が高い場合もあります。

みまもりホンは、自宅以外の場所から通報しても駆けつけサービスが利用できます(ただし、自宅以外への駆けつけは別途出動料がかかります)。

どこにいてもセコムを頼れるのは心強いと思います。

健康相談・救急情報お預かりサービスは、利用者の健康に関わるサービスです。

健康相談サービスは、体調が優れないときや健康について疑問があるときに、無料で看護師に相談できるものです。

セコムには専属の看護師さんが在籍しており、24時間いつでも相談できます。夜中など病院が開いていない時間に体調不良になっても、まず看護師さんに相談できるので安心です。

セコムみまもりホンのナースアイコンをタッチするだけでつながるので、機械操作に慣れない方でも簡単です。

救急情報お預かりは、利用者の持病や服用薬、かかりつけ医などの情報を登録できるサービスです。セコムを通して119番通報をした場合、端末に救急情報が送信されるため、救急隊員や病院への情報共有が可能です。

急病のとき、救急情報が正しく迅速に伝わるかどうかは、命を左右するほど重要なポイントです。本人が回答できる状況になくても、セコムを通じて正しい情報が伝わるので、その後の対応がスムーズに進みます。

安否・位置確認サービスを使えば、利用者の生活を常に見守ることが可能です。

設定した時間に、セコムみまもりホンの画面上に安否確認ボタンを表示します。利用者がボタンを押すだけで、操作の結果が登録した家族の連絡先へ送信されます。

長時間操作されなかったときは、異常と判断してご家族に知らせます。家族が要請すれば、緊急対処員が利用者の様子確認に向かいます。

利用者の居場所が知りたいときには、携帯電話やパソコンから専用ページにアクセスするだけで位置情報を確認できます。パソコンの操作が難しいなら、セコムのオペレーターに電話で聞くこともできます(オペレーターに聞く場合は有料です)。

セコムみまもりホンの料金

財布とお金

セコムみまもりホンの利用料金を表にまとめました。

サービス名 料金
加入料金 11,000円
月額料金 2,420円
現場急行料金(自宅) 無料
現場急行料金(自宅以外) 11,000円/回(1時間まで)
位置情報検索(パソコン・スマホから) 無料
位置情報検索(オペレーター) 220円/回(1時間まで)
通話料 17.6円/30秒
※毎月最大27分まで無料

基本の利用料金は、初回の加入料金11,000円と毎月の2,420円のみです。

現場急行サービス、位置情報検索サービス、通話(SMSを含む)を利用するなら、別途料金が必要です。

気をつけていただきたいのが、現場急行サービスと位置情報検索は、利用方法によって料金が変わる点です。

現場急行サービスは、申請してある自宅へ駆けつけるのであれば料金はかかりません。しかし、外出先など自宅以外の場所への駆けつけは別途料金が必要です。

家族からの要請による、利用者の様子確認も有料です。

位置情報検索は、ご自身でスマホやパソコンを使って調べるなら無料です。セコムのオペレーターに電話して聞く場合は有料なので注意が必要です。

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アルソックのまもるっく

アルソックのステッカー

まもるっくは、アルソックが提供するGPSつき携帯通報端末です。高齢者だけでなく、お子様の見守りにも使われます。

おもなサービスはセコムみまもりホンと似ていますが、センサーによって転倒を検知する機能があります。

どちらかというと、家族と一緒に生活する高齢者や、普段からよく外を出歩く方におすすめの端末です。

まもるっく 公式サイトはこちら

基本の2つのサービス

まもるっく

当初まもるっくには、通話やショートメールなどの携帯電話としての機能がなかったのですが、機種が新しくなって登録した電話番号との通話、ショートメールが可能になりました。

基本的な機能は、

  • 緊急通報・駆けつけサービス
  • 位置情報検索サービス

の2つです。それぞれについて説明します。

端末の中央にあるボタンを押すだけでアルソックへ通報が可能です。通報ボタンを押すと、アルソックに通話が繋がり、状況に応じたサービスを受けられます。

必要であれば、110番や119番通報への発信も可能です。

手助けが必要であれば、アルソックのガードマンがすぐに駆けつけます。(出動料金は別途有償です。)

通報・駆けつけサービスのほかに、ライフリズム異常感知機能もあります。

この機能は、一定時間ボタン操作や内蔵センサーに反応がないとき、異常があったと判断してアルソックへ自動通報するものです。

といってもいきなり通報するわけではなく、最初は警報音でお知らせします。それでも操作されなかった場合にのみ通報されます。

まもるっくのもう一つの特徴がGPSを使った位置情報を取得する機能です。

位置情報を得るための機能には、大きくわけて以下の3つがあります。

現在位置検索
今どこにいるかをいつでも調べられます。
エリア出入通知
あらかじめ設定したエリアにまもるっくが出入りしたタイミングで、家族にお知らせします。
定時刻位置検索
事前に設定した時刻の位置情報を取得して、家族にお知らせします。(曜日ごとに5回まで設定できる。)

そのときの現在位置だけでなく、よく行くエリアへの出入を確認できるのが特徴です。

定期的に行く病院や習い事教室のエリアを登録しておけば、きちんと到着したか簡単に確認できます。

まもるっくとセコムみまもりホンとの最大の違いは、転倒検知機能だと思います。

まもるっくには、センサーが内蔵されています。センサーが転倒を感知するとすぐにアルソックへ自動通報します。

高齢者の転倒には、頭を打ったり骨折したりするリスクがあります。場合によってはすぐに動けず、助けが必要になるケースもあります。

そんなときに、アルソックからすぐ連絡が来ると心強いです。

まもるっくの料金

お金と通帳

まもるっくのプランはレンタルのみです。

初期費用は月額の基本料金と最初の登録費用だけで気軽に始められます。通話や位置検索などは使ったぶんだけの従量課金制です。

利用料金とメリット・デメリットを表にまとめました。

レンタル
月額費用 1,870円
初期登録費用 6,600円
かけつけサービス出動料金 6,600円/回
通話料金 22円/30秒
SMS 3.3円/回
位置検索 無料

(通話、SMS料金については、月額料金の中に最大440円分の通信料含む)

まもるっくを通じて、ガードマンの駆けつけサービスを利用したとき、1回の出動につき6,600円が必要です。基本料金とは別に費用が必要なので注意してください。

セコムみまもりホンなら、1回の出動料金が11,000円なので、まもるっくの方がお得です。頻繁に通報や出動が予想されるのであれば、まもるっくの方がおすすめです。

まもるっく公式サイトはこちら

セコムとアルソック、見守り端末を選ぶなら?

セコムとアルソックの比較

セコムみまもりホンとアルソックのまもるっくの機能やサービス内容を説明してきました。調べながら私自身も感じたのですが、見守り端末の機能はどれも似通っていて選ぶのがとても難しいです。

そこで、2つの端末を徹底的に比較し、違う点を並べてみました。サービスに違いがある点を見れば、どちらがより自分や家族に合うかわかりやすくなります。

料金が安いのはアルソックのまもるっく

お金に悩む夫婦

セコムみまもりホンとまもるっくの利用料金を比較すると以下の通りです。

みまもりホン まもるっく
初期費用 11,000円 6,600円
月額料金 2,420円 1,870円
出動料金 11,000円/回
(1時間まで)
6,600円/回
(1時間まで、延長は最大3時間まで)

料金面では、まもるっくの方が全体的に安いです。使える機能が限られており、シンプルだからです。

安くて手頃な価格の見守り端末を探しているのであれば、まもるっくの方がおすすめです。

携帯電話機能が欲しいならセコムみまもりホン

スマホと家

セコムみまもりホンの最大の特徴は、通話機能やSMS機能がある点です。

ただの見守り端末の機能だけでなく、携帯電話としての機能が備わっています。

アルソックのまもるっくは、新しい機種になりあらかじめ登録した電話番号に発着信が可能、さらにSMSも使えるようになり、機能的にはセコムみまもりホンと遜色がありません。

出歩くならまもるっく、健康に不安があればみまもりホン

個人的には、値段や電話機能以外の判断基準として、利用者のライフスタイルがあると考えています。

まもるっくには転倒検知機能や、エリア出入通知機能があります。端末の前提自体が、外を出歩く機会の多い方を想定しているのです。

普段から出歩く機会が多かったり、習い事などで一つの場所に定期的に通う方であれば、まもるっくの方が合うと思います。

一方、みまもりホンは健康サポート機能が充実しています。24時間いつでも看護師さんに相談できるのは、大きなメリットです。

体調が急変する可能性が高かったり、夜中に体の不調を感じる方に向いた端末だと思います。

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アルソック

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
遠い土地に住む祖母が一人暮らしになったのをきっかけに、自宅の防犯対策について興味を持ちました。週一で散歩のついでにいろんな家の防犯対策をチェックしています。

より良い情報をお届けするため、疾風AI がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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