セコムのホームカメラシステムは料金が高い?市販グッズでの代替案も紹介

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セコムのステッカー

セコムのホームカメラシステムとは、防犯カメラ・人感センサー・ライトを一体化した家庭用の監視システムのことを指します。

侵入犯罪者の多くは、事前にターゲットを選ぶための下見を行いますが、防犯カメラやライトがついている家は避ける傾向にあります。設置するだけで空き巣撃退効果が見込まれるのが、ホームカメラシステムの大きなメリットです。

しかし、セコムのホームカメラシステムには「料金が高い」という大きなデメリットが存在します。1台だけ設置でも163,900円+工事代金がかかります。

それでも多くの方が自宅の防犯対策のために導入するのには、「セコム」という会社が持つネームブランドにあります。

市販の防犯カメラと比べて、セコム・ホームカメラシステムは事前に侵入を防ぐ確率が高いのです。

この記事では、セコム・ホームカメラシステムのサービス内容や料金、他サービスと比べたときのメリットを説明します。

また、料金が高くていきなりセコムの防犯カメラを導入するのは難しいと考えている方のために、市販グッズでホームカメラシステムと似た防犯対策をする方法についても触れています。

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セコム・ホームカメラシステムの特徴

セコムホームカメラシステム

セコム・ホームカメラシステムは、一言で説明すると

  • 防犯カメラ
  • 人感センサー
  • ライト
  • 液晶モニター

を一つのシステムで管理するものです。

自宅の防犯対策を一括管理できるので、便利です。住人が家にいる間の安全を確保できるだけでなく、留守中に自宅に近づく不審者を威嚇することも可能です。

万が一空き巣に侵入された場合も十分な証拠を記録できるので、その後の捜査や対策がスムーズに進みます。

セコム・ホームカメラシステムの特徴を説明します。

自宅に近づく人の様子を記録

セコム・ホームカメラの録画機能

セコム・ホームカメラシステムの最大の特長は、自宅に近づいた人の様子を記録できる点です。カメラにはすべて人感センサーが搭載されています。

人が接近したのを感知すると自動で撮影が始まります。撮影された画像は、室内に設置した液晶モニターでいつでも確認できます。

セコム・ホームカメラシステムには、在宅モードと留守モードがあります。

それぞれの特長を簡単に説明すると、

在宅モード
自宅に近づく人がいると、チャイムで知らせる。モニターで撮影画像をすぐ確認できる。
留守モード
センサーに反応があれば自動で撮影を開始。帰宅後に録画画像の確認ができる。

となっています。

在宅モードは、自宅に近づいた人の様子をリアルタイムで確認できるのがメリットです。空き巣は、セールスマンや宅配業者に扮してターゲットにした家の様子を探ることがあります。

カメラがあれば、挙動のあやしい人物にいち早く気付けます。

留守モードは、留守にしていても来訪者の記録が残せます。空き巣は本当の犯行を行う前に、インターホンを押して住人が不在であるかどうかを確認します。

来訪者の記録が残っていれば、万が一空き巣に入られたとしても重要な証拠を残せます。

カメラでの記録は、静止画か動画を選べます。静止画の場合、毎秒1枚の写真を記録します。映像の場合、毎秒10枚の静止画を撮影して連続再生します。

記録方法はカメラごとに選択できます。「人がたくさん来る玄関のカメラは動画、それ以外のカメラは静止画」といった使い方が可能です。

ただし、動画は記録データ数が多いので頻繁にデータの整理をしないと容量がいっぱいになってしまいます。設置するカメラの台数によっても記録できる日数は変わってきます。

セコムの担当者と相談して、自宅に一番適した記録方法を選ぶ必要があります。

2種類のライト付きカメラで死角をなくす

防犯カメラ

セコムのホームカメラシステムには、2種類のカメラがあり、家の構造によって自由に組み合わせられます。

2種類のカメラとは、玄関に設置するのに適しているスポットライトカメラと、庭や窓に適したセンサーライトカメラです。

スポットライトカメラは、40ワットの柔らかい光で周囲を照らします。光がきつくないので、外灯としても使えます。玄関など人の出入りが多い場所に設置するのがおすすめです。

センサーライトカメラは、強い光を発するため不審者を威嚇する効果のあるカメラです。空き巣が侵入経路として選びがちな窓の近くや、明かりが届きにくい駐車場・庭などに設置するのがおすすめです。

防犯カメラとライトが一体化していると、周囲が暗くても確実に撮影できるメリットがあります。

従来の防犯カメラだと、周囲の明かりが弱くて近づいてきた不審者を十分撮影できないリスクがありました。しかし、セコム・ホームカメラシステムの場合、カメラとライトが一つになっています。

同じセンサーの反応をきっかけに作動するので、明かりが不十分で録画できなくなることはありません。

スポットライトカメラは水にあまり強くありません。玄関など屋根のある場所にのみ設置可能です。

一方、センサーライトカメラは水に強いので、屋根がない場所でも十分設置できます。

セコム・ホームカメラシステムの料金

家と電卓

セコム・ホームカメラシステムは、カメラの台数を自由に選ぶことができます。

パックには、ホームモニター1台、カメラ必要台数、標準工事一式がふくまれています。これ以外の料金は必要ありません。

カメラ台数1台~4台の場合の料金を比較すると以下の通りとなります。

カメラ台数 料金
1台 163,900円
2台 233,200円
3台 302,500円
4台 371,800円

カメラの設置台数の目安は自宅の構造によって変わってきます。

一軒家であれば、玄関を照らすスポットライトカメラと駐車場を照らすセンサーライトカメラの計2台が一般的です。

しかし、勝手口があったり、庭が広くてセンサーライトカメラ1台ではカバーしきれない場合は3台以上必要な場合もあります。

住居兼事務所や店舗である場合も、必要カメラ台数が増える傾向にあります。

担当者と相談して、適切なカメラ台数を決める必要があります。

やはり、セコム・ホームカメラシステムの最大のデメリットは、料金の高さではないかと感じます。

ホームセキュリティを契約していると優待価格で導入できますが、それだとホームセキュリティの設置費用が別途かかります。

なぜセコム・ホームカメラシステムが選ばれるのか

疑問を持つ家族

個人的にはセコムのホームカメラシステムは料金が割高だと思います。個人で別々に防犯カメラやセンサーライトを購入すれば10万円前後で機器が揃います。

しかし、このサービスはとても人気で、日本中で多くの人に利用されています。

なぜ高いはずのセコムのホームカメラシステムが選ばれているのか、その理由はまさしくセコムのネームバリューが関係しているのです。

ホームカメラシステムを契約すると、自宅にセコムのロゴ入りステッカーを貼ることができます。

セコム・ホームカメラシステムのステッカー

このステッカーにはとても大きな防犯効果があり、空き巣は見るだけで侵入をあきらめるのです。

セコムは、日本人なら誰でも知っているホームセキュリティ会社です。そのクオリティの高い防犯システムを多くの空き巣が恐れています。

警察の調べによると、ホームセキュリティのロゴステッカーを見たらその家に侵入するのはやめると回答した空き巣は約31%でした。

防犯カメラの存在に気づいたら侵入をやめると回答した空き巣は23%なので、ロゴステッカーの方が1.5倍近く効果があるのです。

また、セコムのロゴステッカーには契約者にしか配布されていないという特徴もあります。

契約者以外がステッカーを貼っていたり、ステッカーを転売する行為は違法です。これまでも高額な賠償金が発生する事件が起こっています。

大手ホームセキュリティ会社のロゴステッカーについてはこちらの記事で紹介しています。)

つまり、セコムのロゴステッカーが貼ってある家には確実にセコムのシステムが導入されていることとなります。

それを知っている空き巣だからこそ、ロゴステッカーがある家は侵入されるリスクが低いのです。

防犯カメラやセンサーライトを自分で設置していれば、費用は安く済みますが「セコムのネームバリュー」による防犯効果は得られないのです。

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自分で設置するのにおすすめの防犯グッズ

玄関

「セコムのホームカメラシステムを導入したいが費用が高くて難しい」と考えているなら、自分でグッズを購入して設置する方法もあります。

自分でグッズを調達すると、費用をかなりおさえられます。その代わりにセコムのロゴステッカーがもらえないので、不審者に対する威嚇効果は半減します。

ただし、誰でも手軽に導入できるので、防犯対策を初めて行う人に向いています。

数ある防犯グッズの中でも個人的におすすめなのが、ツインバード工業株式会社が開発したDoNaTa(ドナタ) です。

ドナタは、インターホンにカメラ機能とセンサー機能がついたものです。

センサーが人を感知すると自動で録画を開始します。空き巣が侵入前にインターホンを押して不在を確認する特性を利用して、確実に記録を残すことが可能です。

ドナタはオールインワン防犯グッズ

ドナタ

私がドナタをおすすめする理由として、1つのグッズで玄関まわりの防犯対策ができる点があります。

通常、玄関の防犯力を高めようとすると、

  • センサーライト
  • 防犯カメラ
  • モニターつきインターホン

が必要です。しかし、ドナタはこれら3つのグッズを1つでカバーできます。

ドナタにはセンサーが内蔵されています。センサーの範囲内で10秒以上人が動くと自動で録画が開始されます。記録された画像は、室内に設置した無線モニターでいつでも確認可能です。

ライトも内蔵されているので、夜間に来訪者が来ても明るい状態で撮影できます。

来訪者の記録・ライトで周囲を照らす・室内で記録の確認ができる点は、すべてセコム・ホームカメラシステムと同じです。

配線工事は不要で、誰でも簡単に設置できます。

(ただし、もともと設置していたインターホンが電源を接続して使用するタイプである場合、工事が必要になる場合があります。工事には、電気工事士の資格が必要です。)

ドナタ最大のメリットは、その安さです。

Amazonでの販売価格は、26,800円(2023年9月時点)です。センサー式防犯カメラとセンサーライトが内蔵されたインターホンとしては、かなり安い部類に入ります。

手軽に玄関の防犯対策を強化できます。

ただし、デメリットもあります。あくまで、ドナタはインターホンにカメラやセンサーが搭載されたものです。映る範囲には限界があります。

玄関だけでなく庭周辺やガレージも一緒に防犯対策したいのであれば、ドナタでは役不足です。

しかし、空き巣の6割以上が下見中にインターホンを押して不在確認をする点を考えると、ほとんどの空き巣の記録は残せるのではないかと思います。

ドナタをAmazonで見る

まとめ

ドナタなどの防犯グッズを自分で揃えて設置する方法は、手軽で今すぐできる防犯対策としてはとても有能です。時間もお金もかけずに空き巣対策をしたい方におすすめです。

一方、セコムのホームカメラシステムは、必要経費が高いデメリットがある一方で、自分でグッズを揃えて設置するよりも空き巣に対する抑止力が大きいというメリットがあります。

設置から1年間は保証がついていますし、使い方がわからなかったら24時間いつでも電話相談できるサービスもあります。

より高い防犯効果を得たい方におすすめです。

個人的には、集合住宅やマンションにお住まいの方、一軒家でも死角が少ない家に住んでいる方はドナタで十分だと思います。

ただし、庭や駐車場があったり、侵入しやすそうな窓がある家に住んでいる方は、セコム・ホームカメラシステムの方が適していると思います。

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アルソック

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
遠い土地に住む祖母が一人暮らしになったのをきっかけに、自宅の防犯対策について興味を持ちました。週一で散歩のついでにいろんな家の防犯対策をチェックしています。

より良い情報をお届けするため、疾風AI がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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