セコムやアルソックのロゴステッカーは契約しないと買えない?同じ効果があるグッズも紹介
※記事内に広告を含む場合があります
数ある防犯グッズの中でも、特に効果が高いといわれるのがホームセキュリティ会社のロゴステッカーです。
ロゴステッカー自体に、侵入者を撃退する力はありません。ステッカーを見た空き巣や泥棒は、ステッカーがある家を侵入の候補から外します。
つまり、ステッカーを貼ると、空き巣のターゲットにならなくなるのです。
ただし、ホームセキュリティ会社のロゴステッカーは、ホームセキュリティに契約した人しか使えません。ステッカー単体での販売もありません。
その代わり、ロゴステッカーとよく似た効果のグッズ販売はあります。
本記事では、ロゴステッカーの入手方法や、効果が高い理由、同様の効果がある防犯グッズの詳しい説明も行います。
ロゴステッカーは契約者しか貼れない
セコムやアルソックなど、有名なホームセキュリティ会社のロゴステッカーを自宅に貼ると、空き巣に狙われにくくなります。
ステッカーの防犯効果は、高いです。貼ってある家は、まっさきにターゲット一覧から消すそうです。
それだけ効果が高いなら、ロゴステッカーだけでも欲しいという方はたくさんいます。
ホームセキュリティの導入は、お金がかかるからむずかしいけれど、ステッカーだけなら安く購入できるのでは、と思いがちです。
しかし、ホームセキュリティ会社のロゴステッカーは、単体での販売はいっさいありません。また、自分で本物そっくりのステッカーを作って貼るのは、違法行為です。
ロゴステッカーはホームセキュリティ契約の証
ホームセキュリティ会社のロゴステッカーは、ホームセキュリティを契約した人しか貼れません。
単体での販売もなく、契約者以外が手にする方法はありません。
そもそもロゴステッカーは、ホームセキュリティを契約した人向けに、防犯機器など設置の証として配布したものです。
空き巣や泥棒は、ロゴステッカー自体が怖いわけではありません。その先にある高性能なセンサーや通報機などの防犯機器を恐れているのです。
ロゴステッカーによる防犯効果が欲しければ、ホームセキュリティを契約するしかありません。
契約者なら、ロゴステッカーは必要に応じて複数枚もらえます。
サイズもいろいろあり、貼る場所によって使い分けできます。
偽造・転売は違法行為
ロゴステッカーの防犯効果にあやかろうと、似たものを偽造したり、契約者がほかの人に転売したりする行為は違法です。
大手ホームセキュリティ会社、セコムの公式サイトには、以下を明記しています。
セコムでは、セコムステッカーの販売は一切しておらず、セコムのご契約先であっても、セコムステッカーの貸与、売却、その他の処分はもちろん、セキュリティサービスの対象建物以外への使用を禁止させていただいております。
また、セコムとの契約が終了した場合には直ちに廃棄又はご返却いただくものです。
従いまして、セコムの所有に属するセコムステッカーをどのような理由であっても売買・譲渡・貸与・処分をすることは違法行為となります。
また、セコムステッカーを購入、譲受、借受けすることやセコムのセキュリティサービス契約の裏付けのないまま、これを使用するのも違法となります。
つまり、
- セコム契約者
- 第三者にセコムのステッカーを渡してはいけない。セキュリティ契約外の建物に貼ってはいけない
- セコム契約をしていない人
- 契約せずに入手したステッカーを使用してはいけない。類似したものを勝手に作ってはいけない
というルールが、決まっています。
これらを守らなかったら、セコムから損害賠償を求めて訴えられる場合があります。
過去には、何件もセコムのロゴステッカーに関する裁判が行われています。
実際の対応事案一例を、紹介します。
秋田県秋田市内に住む24歳の男性ら2名が、当社ステッカーの偽造品を製作し、インターネットオークションに出品・販売
→ 主犯の男性:在宅起訴、秋田地裁にて懲役10か月・執行猶予3年の有罪判決(確定)
共犯者の男性:略式起訴、秋田簡裁にて罰金20万円の有罪判決(確定)※日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞、産経新聞、東京新聞そのほか、インターネットニュース、テレビニュース等で広く報道される
当社の警備契約先法人の代表を務める男性が、当社より貸与されていたステッカーと、自ら製作した当社ステッカーの偽造品を、インターネットオークションに出品・販売
→ 当社と男性の双方の代理人弁護士にて交渉の結果、男性が損害賠償金350万円を支払うことで和解
いずれのケースもセコム公式サイト:セコムステッカーについてのページに記載があります。
ホームセキュリティ会社のロゴステッカーは、高い防犯効果が魅力です。しかし入手手段は、限られています。
不法に手に入れようとすると、大きなトラブルになる可能性があります。ルールは守ってください。
ALSOKロックは、ロゴステッカーと同じ効果がある
ホームセキュリティのロゴステッカーは、契約者しか貼れません。しかし、よく似た効果の防犯グッズがあります。
ALSOKロックは、ロゴステッカーと似た効果を持つ窓用の補助錠です。
ALSOKロックの特徴
ALSOKロックの特徴は、以下の3点です。
- 窓に設置して解錠を遅らせる
- ALSOKのロゴマークで空き巣や泥棒を威嚇
- ホームセキュリティを契約していなくても購入可能
ALSOKロックは、窓に設置する補助錠です。扉や郵便受けの近くには、ステッカーのように貼れません。ただし、窓の防犯効果を高め侵入を阻害する効果があります。
ALSOKロックは、窓の外側に面する部分にALSOKのロゴマークが入っています。このロゴマークが、空き巣や泥棒を威嚇します。ロゴステッカーと同じ効果を得られます。
個人的に一番大きなメリットだと思うのが、ホームセキュリティを契約しなくても購入できる点です。
ALSOKロックは、Amazonなどのネット通販、ホームセンター、バラエティショップなどで購入できます。私は以前、東急ハンズでもみかけました。
だれでも購入・利用できるのが、ALSOKロックの最大のメリットです。2個セットで3,000円前後の販売価格です。初期費用も安くおさえられます。
窓防犯の重要性
ALSOKロックは、窓につける補助錠です。窓の防犯は、空き巣対策のうえで非常に重要です。
実は、空き巣の半数以上は窓からの侵入だといわれます。侵入方法の1位は、無施錠の窓からの侵入。次にガラスを割っての侵入が多いです。
住宅の窓は、一般的には半円型のクレセント錠だけのケースがほとんどです。クレセント錠は、近くのガラスを割られると、簡単に解錠できます。
クレセント錠のみで、ほかの防犯対策をしていない窓は、いとも簡単に侵入を許します。
窓の防犯の基本は1ドア2ロックです。1つの窓に、クレセント錠以外の補助錠をつけるのがおすすめです。警察庁の調べによると、73%の空き巣は侵入に5分以上かかると諦めるといわれるからです。
補助錠をつけると、侵入者は窓の解錠に時間がかかります。5分以上かかれば、半数以上があきらめると考えられます。
ALSOKロックは、だれでも簡単に設置できます。また、鍵をかけた状態でも換気でき、空気入れ換えの心配は不要です。
以下の動画は、ALSOKロックの使用例です。
ALSOKロックは、強力な粘着テープで窓に貼り付けます。
一度貼り付けると、なかなか剥がせません。剥がすことを想定して作られていないのです。市販のシール剥がしでも、きれいに取るのは不可能だと思います。
賃貸住宅で利用する場合は、あらかじめ大家さんや管理会社に相談してからがよいです。
ALSOKロックについては、以下の記事で詳しく解説しています。
あわせて読みたい:
ALSOKロックの空き巣撃退効果を検証、正しい使い方や注意点も