防犯砂利の値段はどれくらい?効果や敷くときの注意事項についても解説

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砂利

家の周りや庭先に敷いておくだけで、防犯効果が得られる砂利があります。

防犯砂利や、音砂利と呼ばれるもので、少し体重を乗せただけでも大きな音が出ます。

ドアの近くや窓の下に敷いておくと、空き巣・泥棒は嫌がって侵入を諦めます。

本記事では、防犯砂利の効果やメリット、導入に必要な金額、敷くときの注意点についても解説します。

防犯砂利の価格

お金 貯金箱

防犯砂利は、製品によって価格は様々です。安いものだと一袋1,000円以下で購入できますし、高品質なものだと一袋4,000円以上する場合もあります。

ただし、一袋だけで完璧な防犯ができる家庭はほとんどありません。複数購入して、敷く必要があります。

防犯砂利の一袋の価格

防犯砂利は、一袋5キロほどの量で販売されていることが多いです。

価格は、安いものでは1,000円前後、高いものだと4,000円近いものもあります。

なかには保水性が高く、熱を吸収する効果があるものもあり、防犯効果以外にヒートアイランド現象対策ができるものもあります。

防犯砂利を敷く場合、1平方メートルあたりに約2袋(1袋5キロ換算)が必要です。

また、防犯砂利が十分な音を出すには、3センチから4センチほどの厚みが必要です。十分な厚みがないと、砂利同士がこすれず、音が出ないからです。

掃出し窓一つと玄関周りに防犯砂利を撒くのであれば、2~3平方メートル分の砂利が必要です。

袋数にして6袋前後、費用は6,000円~24,000円ほどが目安となります。

防犯砂利の効果と特徴

家を両手で包んで守る

防犯砂利は、一般的な砂利と比べて踏んだときに大きな音が出るように作られたものです。少し体重を乗せただけで、ジャリジャリと大きな音がします。

扉や窓の近くに敷いておくと、人が通ったときに音がするので、周囲にいる人間がすぐ気づけます。

空き巣は音と光を恐れる

空き巣や泥棒などの犯罪者が一番恐れるのが、犯行を周囲の人に気づかれることです。そのため、音や光を極端に避ける傾向にあります。

防犯砂利やセンサーライトは、犯行に及ぼうとする犯人を威嚇が可能です。

また、防犯砂利が敷いてあると、空き巣に「この家は防犯対策をきちんとしている」とアピールできます。

空き巣は、事前に侵入する家を下見しに来ています。下見時に、防犯対策していることをアピールできれば、犯行のターゲットから外れる可能性が高くなります。

防犯砂利には、

  • 空き巣被害に遭いそうなとき、侵入にすぐ気づける
  • 防犯対策をしているとアピールでき、空き巣のターゲットにならない

といった2つの効果があります。

掃除機と同じくらいの音がする

掃除機をかける女性

防犯砂利を敷いていても、足音を立てないように歩かれれば意味がないのでは、と不安になる方もいるかと思います。

防犯砂利は音がなるように作られた砂利なので、どれだけ慎重に歩いても音がなるようになっています。

以下の動画は、ホームセキュリティ会社ALSOKが自社開発した防犯砂利、「ALSOK音砂利(おんじゃり)」の音を通常の砂利と比較した動画です。

動画を見ると、とても慎重に足を乗せているにも関わらず、音砂利は大きな音がしているのがわかります。

実際に、防犯砂利の上を歩いたときの音の大きさは、76.5db(デシベル)と言われています。

これは、掃除機をかけたときの駆動音や、電話の呼び出し音と同じだとされています。

思った以上に大きな音なので、家族全員が寝静まっていても気づける可能性が高いです。

たとえ実際に住人が砂利の音に気づかなかったとしても、急に大きな音がして驚いた空き巣が犯行を諦めるケースも多いそうです。

ALSOK公式通販サイトの「音砂利」紹介ページ

軽くて運びやすい

軽石

少し前までのヨーロッパでは、防犯と景観両方の観点から、大きめの石やレンガを砕いた物を敷いていました。ただし、大きな石は持ち運びが大変ですし、レンガを砕いたものは触れたときに怪我をしてしまう可能性があります。

そのため防犯に特化した防犯砂利(音砂利)が開発されました。

現在販売されている防犯砂利の多くは、軽石状のものです。ガラスを高温で熱して発泡させたもので、通常の砂利よりも粒が大きいものが多いです。

石と石がこすれあうとジャリジャリと大きな音がでる仕組みです。

防犯砂利の特徴として、とても軽くて持ち運びやすい点があります。

レンガを砕いたものと比べると、鋭利な部分も少なくて、怪我をしにくいこともメリットです。

色も様々で景観を壊さない

少し前までは、防犯砂利はカラーバリエーションが少なく、家の外観と合わないから導入を諦めていた人も少なくありませんでした。

しかし、現在では様々な色・素材のものが販売されています。

ご自宅の外観やお庭に合わせてお好きなものを選ぶことが可能です。

防犯対策だけでなく、熱を吸収してくれる効果があるものもあります。

敷くときの注意事項

砂利

自宅に防犯砂利を敷くときには、以下のことに注意が必要です。

  • 騒音に気をつける
  • 定期的に補充を行う
  • 敷く前に除草する

それぞれの注意事項について詳しく説明します。

騒音に注意

騒音

防犯砂利は音をたてるための砂利です。当然、踏むと大きな音がします。

自宅に大量に敷いていると、出入りするたびに大きな音がして騒音問題に発展する可能性があります。

特に夜の時間帯はご近所に迷惑がかかるかもしれません。敷く場所は、扉や窓の近くなど最低限にとどめておくことがおすすめです。

広い範囲に砂利を敷きたいのであれば、2種類以上の砂利を混ぜるとよいです。家主がよく通る場所には一般的な砂利を敷き、空き巣や泥棒が侵入しそうな場所には防犯砂利を敷く方法です。

定期的な補充を

ガラスを熱して作られた防犯砂利は、踏むたびにこすれて細かい粉が飛びます。

砂利から削れたガラス片が、粉末化して飛散しているのです。長い年月をかけて砂利がけずれていくと、だんだん形も音も小さくなっていきます。

音が小さくなってしまうと、十分な防犯効果を得られません。

敷いている防犯砂利が少なくなってきたなと思ったら、新しいものを補充するメンテナンスを行います。

特に小さなお子さまがいるご家庭の場合は要注意です。踏むと大きな音がする防犯砂利は、小さな子どもにとって、とても面白いものです。

楽しくなって、意味もなく踏んでしまうケースも多いそうです。

親御さんから、

  • 泥棒から家族を守るために敷いているものであること
  • 大きな音がしてご近所の迷惑になること
  • 踏むと砂利がすり減ってしまうこと

をきちんと説明しておくとよいです。

敷く前に必ず除草する

露のついた草

防犯砂利を敷きたい場所は、あらかじめ除草しておくことが重要です。もし余裕があれば、除草シートも敷いておくと安心です。

砂利を敷いた場所に雑草が生えてくると、砂利と砂利の間に草が入り込みます。

防犯砂利は一つ一つがこすれるときに音が出る仕組みなので、草が入り込んでしまうと音がしなくなってしまいます。

十分な防犯効果を発揮するためにも、敷く前の下準備は念入りに行うことをおすすめします。

アルソック

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
遠い土地に住む祖母が一人暮らしになったのをきっかけに、自宅の防犯対策について興味を持ちました。週一で散歩のついでにいろんな家の防犯対策をチェックしています。

より良い情報をお届けするため、ホームセキュリティの教科書 編集部 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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