ホームセキュリティは子ども・高齢者が誤って通報したらお金はかかる?誤作動時の手続きの流れ
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ホームセキュリティ導入前に、多くの人が「間違えて通報したらどうなるのか」と疑問に思います。
実際に、ホームセキュリティを導入した家庭で誤った通報や、センサーが何かに反応するケースが、たくさんあります。
お子さまや高齢の家族が、操作方法を間違えて通報してしまう例も、毎年たくさんあるそうです。
ホームセキュリティを契約していれば、たとえ誤った通報でも警備員が駆けつけ対応します。しかし、月々の料金以外にお金が発生するのでは?と不安になります。
本記事では、誤って通報したら料金が発生するのか、また誤通報のその後はどうなるのか、などについて実際の事例を紹介しながら説明します。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
誤通報しても基本的に追加料金なし
基本的なホームセキュリティプランの契約なら、誤通報だからといって別料金は取られません。
センサーが何かに反応しての誤報も、だれかが間違えて通報した誤報も、同じく無料です。
むしろ、不安を感じているのに「もしかしたら間違いかもしれないから」と通報をためらうのは避けた方がよいです。
通報するかどうか迷っている間に、家族に危険が迫るかもしれません。少しでも異変を感じたら、迷わず通報します。
緊急ボタンを押して、ホームセキュリティ会社に通報したからといって、すぐに警備員は駆けつけません。まず、セキュリティ会社の通信センターにつながり、安否確認の電話がかかってきます。
その電話で、誤って通報したと伝えれば、問題ありません。
ただし、警戒状態になったホームセキュリティ解除のために、警備員の訪問はあります。念のため、周囲に異常がないか確認します。
通報後の電話に出ないと、ホームセキュリティ会社は緊急事態が起こったと判断します。警備員が急いで駆けつけます。
その際は、正直に誤って通報したこと、電話に出られなかったことを伝えます。
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ALSOKのまもるっくは出動料金がかかる
一般的なホームセキュリティサービスの契約なら、誤通報しても月々の料金は変わりません。
しかし、ALSOK提供の携帯型通報サービス「まもるっく」だと、出動料金がかかる場合があります。
まもるっくは、持ち歩きができるくらい小さな通報機器です。サイズはだいたい防犯ベルくらいです。小さなお子さまから高齢の方まで、幅広い年代の方が利用できます。
まもるっくには、大きくわけて5つの機能があります。
- 通報機能
- 不安を感じたら、ボタンひとつでALSOKに通報可能
- GPS機能
- 現在位置を確認や、あらかじめ設定したエリアに出入りするとお知らせ
- 転倒感知
- まもるっくに内蔵のセンサーが、急な衝撃を感知してALSOKへ自動通報
- 通話機能
- 通報を受信したらALSOKからまもるっくへ電話連絡し、利用者の状況を確認
- 駆け付けサービス
- 通報時に依頼があれば、ガードマンが緊急出動
通常、まもるっくは月々の料金を払えば利用できます。ただし、5つめの機能駆けつけサービスのみ別途有償です。
駆けつけサービスの出動料金は、1回6,600円です。これは1時間分の料金で、1時間延長ごとに6,600円が加算になります。1回の出動で最大3時間まで延長できます。
このサービスは、出先のどこからでもALSOKに通報できます。小さなお子さまや高齢の方はもちろん、ストーカー被害に悩む方にもおすすめです。
個人的に、まもるっくの駆けつけサービスが有償なのは、出動先が特定できないからではないかと思います。
ホームセキュリティなら、出動先は契約者の自宅と決まっています。まもるっくでは、決まった場所で通報があるとはかぎりません。
居場所の特定や、迅速に駆けつけるガードマンの手配などが必要です。それが、出動1回6,600円の理由だと思います。
実際にあった誤作動の例
ホームセキュリティを契約していると、誤通報や誤作動が起こる可能性があります。
急に誤作動が起こったり、間違えて通報したりすると焦ります。パニックになり、誤作動か本当の異変か判断できなくなるかもしれません。
実際にあったケースを知っておくと、当事者になっても落ちついて行動できます。
台風で窓が動いてセンサーが反応
台風などが近づくと、大雨や強風が家に叩きつけられます。そのときに、窓がガタガタと動いてセンサーが反応することがあるそうです。
ホームセキュリティのセンサーは、高性能なものが使われています。少しの振動でも反応する場面があります。
台風の日にセンサーが反応したら、風による誤作動かもしれません。周囲へ警戒はしたまま、ホームセキュリティ会社からの連絡を待ちます。
電話で、家族に危険はない、風のせいでセンサーが反応したかもしれないと伝えれば大丈夫です。
警備員が駆けつけ、周囲に危険がないか確認します。
ペットが動いてセンサーが反応した
ペットの動きにセンサーが反応するケースも、よくあるそうです。
多くのホームセキュリティは、ペットがいる家庭でも導入できます(ペットの種類によっては制限があることもあります)。
警戒モード中にペットが室内で動き回ると、セキュリティ機器が異常と判断し通報するのです。
ペットによる誤作動や誤通報を避けるには、導入前にホームセキュリティ担当者としっかり相談の必要があります。
ペットの行動範囲の変化や、生活パターンが変わっても相談しておくと、誤作動のリスクを下げられます。
子どもや高齢者が間違えて通報してしまった
子どもがセキュリティ機器に興味を持ち、いたずらで通報ボタンを押した。高齢の両親が、別の機能を使おうとして誤って通報ボタンを押してしまった。
などもよく聞きます。この場合、利用者自身が工夫すると誤通報を避けられます。
- 子どもがさわりにくい場所に機器を置く
- 定期的に使い方の確認をする
の2つが有力です。子どもがいたずらするなら、手の届かない場所に置くのがよいです。子どもは、興味を持ったものはどんどんさわります。
その結果、通報ボタンを押す可能性もあります。大人が工夫して、ボタンにふれないようにします。
小さな子どもや高齢者は、セキュリティ機器の正しい使い方がわからない場合もあります。導入時には、使い方をしっかり確認します。
通報機能は、通常めったにさわりません。いざというときに、使い方がわからず間違えるのも仕方ありません。
定期的に家族で使い方の確認をしておくと、誤ってボタンを押さなくなり、有事の際に迷わず通報できます。
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