車の盗難を防ぐならココセコムは標準タイプと取付タイプどちらが安心?料金はどちらがお得?
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ココセコムは、大手ホームセキュリティ会社セコムが提供しているGPS付き通報端末です。当初は、主にお子さまや高齢者の見守り用として使われていましたが、最近では車やバイク、荷物の盗難防止端末としても人気です。
車にココセコムを設置する場合、標準タイプと車両取付タイプの2つから好きな方を選べます。
初めてココセコムを利用するときには、どちらを選べばよいかわからないかと思います。
かんたんにに2つのタイプの特徴を説明すると、
- 標準タイプ:車だけでなく人やバイクの見守りに使いたい方におすすめ
- 車両取付タイプ:いちいち充電するのが面倒な方におすすめ
です。それぞれのタイプのくわしい特徴や料金、そのほか賢い選び方を解説します。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
車両用ココセコムの選び方
ココセコムには大きく分けて3つの機能があります。
- いつでも端末の現在地を特定できる
- ボタンひとつでセコムの緊急対処員が駆けつける
- 警察や消防へのスムーズな通報ができる
車両の盗難は、時間が経てば経つほど発見が難しいです。犯人が車に乗ったまま遠方まで逃げてしまえば、探すのが大変になるからです。
ココセコムには高度な位置検索システムが搭載されています。最良の条件下であれば、5~10メートルの誤差以内で検索が可能です。
万が一遠い場所に車が運ばれていても、適切な対処ができるのです。
セコムに通報したとき、オペレーターが事件性が高いと判断すれば、すみやかに警察に電話をつなぎます。公的機関への連携もスムーズなので、事件がはやく解決します。
車にココセコムを設置するなら、標準タイプか車両取付タイプかを選ばなくてはなりません。それぞれのメリット・デメリットを説明します。
標準タイプは車両以外にも使える
標準タイプとは、一番人気の一般的なココセコムの端末です。
通報ボタンを押すだけでセコムのオペレーションセンターへとつながるので、誰でも簡単に利用できます。
標準タイプを車両盗難防止のために導入する最大のメリットは、車以外の見守りにも使える点だと思います。
ココセコム標準タイプの重量はわずか約67g(バッテリーを含む)です。Mサイズの卵が大体60グラムなので、ココセコムは卵一個と同じくらいです。
携帯性に優れているため、小さなお子さまや女性の方でも持ち歩けます。
標準タイプであれば、車両用として使わなくなっても家族の見守り用端末として利用が可能です。
車だけでなく人や荷物、バイク、自転車の見守りなどさまざまな用途で使えます。
車両取付タイプは充電が不要
車両取付タイプは、車両に直接機器を設置するタイプです。標準タイプとは機器自体が異なるので注意が必要です。
このタイプの最大の特長は、車体取付ケースがついている点です。
本体とは別に車体取付ケースを使うと、車のバッテリーから直接電源を供給できるようになります。つまり、こまめな充電作業が不要となります。
ココセコムは、1回のフル充電(約2.5時間)で連続動作できる時間は最大350時間です。つまり14日に一度は充電する必要があります。
車体取付ケースを使っていれば、バッテリー切れの心配はいりません。使いたいときに電池切れで使えない、というトラブルを防げます。
また、直接車両に取り付けることで「車両盗難の犯人に気づかれにくい」というメリットもあります。
車が盗まれたとき、犯人にGPS端末の存在がバレると、端末の電源を切られたり、捨てられてしまう可能性があります。
ココセコムは車体取付ケースに入っていると目立たないので、犯人から見つけられにくくなります。
防犯効果の高さでは、車両取付タイプの方が標準タイプを上回ります。
駐車時の異常を感知するカーアラーム1
車両取付タイプであれば、車が盗難に遭う前に異常を検知できる、異常監視サービスつきプラン「カーアラーム1」も選べます。
異常監視サービスとは、駐車中に車が一定以上動いたら、異常事態だと判断してセコムに通報するシステムです。
駐車したときに、専用の車載ホルダーを使って警戒モードにしておくだけなので、操作も簡単です。
異常監視サービスを利用するには、車両用ココセコムのほかにカーアラームキットを購入する必要があります。
大事な車の盗難を未然に防ぎたいと考えている方に人気のサービスです。
選ぶときのポイント
標準タイプと車両取付タイプのどちらにするか迷っているなら、ココセコムを何に使いたいかを考えることが重要です。
車の盗難予防だけに使いたいのであれば、車両取付タイプの方が防犯効果も高いのでおすすめです。カーアラーム1を使えば、車を盗まれる前にセコムに通報が可能です。
しかし、人やバイクなど車以外のものにも使いたいのなら標準タイプの方が使い勝手がいいです。
車両用ココセコムの料金
ココセコムの料金体系は、月額費用のほかに機器料金や加入費用などがあり複雑です。
車両用ココセコムの料金体系をわかりやすくまとめました。また、おすすめのプランも解説しています。
基本の料金は4つ
ココセコムを利用するのに必要な料金は、大きくわけて4種類です。
- 月額料金
- 毎月支払う基本料金。無料で位置検索ができる回数によってプランが3つに分かれている。
- 加入料金
- 利用初期に支払わなくてはならない料金。バッテリー1個分の料金が含まれている。
- 位置情報提供料金・現場急行料金
- ココセコムの位置を検索したり、緊急対処員駆けつけサービスを利用したときにかかる料金
- 機器料金
- 充電器などココセコムを利用するために必要な機器代金。車体取付ケースがこれに含まれる。
毎月払う必要がある料金が月額料金、初期費用として必要なのが、加入料金と機器料金。特別なサービスを利用するたびに必要になるのが、位置情報提供料金と現場急行料金です。
月額料金には、
- 毎月10回プラン
- 毎月30回プラン
- 毎月60回プラン
の3種類があります。
個人的には、車両盗難防止用としてココセコムを設置するのであれば、毎月10回プランで十分だと思います。
毎月10回以上、車が盗難の危険に遭うことはなかなかないからです。
ただし、普段は人に持たせておいて、車を利用するときだけ車両用に使おうと考えているなら、プランはよく考えた方が良いです。
持たせる対象がお子さまや認知症の方で、頻繁に迷子になるなら、無料で位置検索できる回数が多い方が安心です。
計算上、月に19回以上位置検索をするのであれば、30回プランの方がお得です。
ココセコム利用料金
先ほど説明した4種類の料金にそって、ココセコムの利用に必要な費用を説明していきます。
選択肢が多くて一番悩むのが、月額費用かと思います。月額費用は標準タイプ・車両取付タイプを選ぶか、カーアラーム1を選ぶかによって異なります。
それぞれ必要な費用を以下にまとめました。
月額基本料金 | 標準タイプ 車両取付タイプ |
カーアラーム1 |
---|---|---|
10回プラン | 990円 | 2,640円 |
30回プラン | 2,090円 | 3,740円 |
60回プラン | 3,190円 | 4,840円 |
(税込価格)
加入料金 | 郵送での申し込み | インターネットでの申込み |
---|---|---|
料金 | 5,500円 | 4,950円 |
(税込価格)
位置情報提供料金 | ネットで検索 | セコムに電話で確認 |
---|---|---|
金額 | 110円/回 | 220円/回 |
(税込価格)
位置情報提供料金は、月額プランで設定された無料検索回数を超えた分だけかかります。
10回プランの方が1ヶ月で15回位置検索をした場合、超過5回分の位置情報提供料金がかかります。
位置情報検索は、専用ホームページにログインして自分で調べる方法と、セコムに電話してオペレーターに教えてもらう方法があります。
専用ホームページを使う方法は、ネットにつながる機械(スマホやタブレット、パソコンなど)さえあればできます。
個人的には、自分で検索した方が超過料金が安いのでおすすめです。
その他必要な機器料金は以下のとおりです。
- 標準タイプ用充電器:2,200円
- 車体取付ケース(バックアップバッテリーあり):13,200円
- 車体取付ケース(バックアップバッテリーなし):7,260円
- カーアラームキット:21,340円
(税込価格)
初回申し込み時は、郵送での申し込みとインターネットでの申込みが選べます。
インターネットで申し込んだ方が、加入料金が500円割引きになるのでおすすめです。
管理人ならこう使う
管理人としては、まずは標準タイプの利用から始めればいいと考えています。
前提として、現在の私の状態は、
- 毎日車に乗るわけではない
- 女性であり、夜道を怖いと感じることがある
です。
毎日車に乗るわけではないので、車でしか使えない車両取付タイプは少しもったいないと感じました。
また、標準タイプであれば自分自身の護身用端末としても利用できます。位置情報を検索する回数もあまり多くないと思うので、月額基本料金は10回プランでいいかなと考えました。
もしココセコムのタイプで迷っているのであれば、まずは標準タイプで使用感を確認するのがよいと思います。
標準タイプを使っていて、やはり車両取付タイプの方がいいと感じたら、交換してもらうことも可能です。
利用後に車両取付タイプに交換したい場合は、ココセコム事務センターまで問い合わせが必要です。
ココセコム事務センター(0422-79-8807 受付時間:午前9時〜午後6時 年中無休)
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