一人暮らしに評判のSecual(セキュアル)は格安で防犯対策できる
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Secual(セキュアル)は、Wi-Fi環境があればすぐに導入できるスマートセキュリティです。
セコム・アルソックなどの大手ホームセキュリティ会社と違って、資料請求・見積もりがなく、すぐにセキュリティを始めることが可能です。
配線がないので部屋の美観も損なわず、特別な工事も必要ありません。スマホでの操作に特化していて、セキュリティ機器を使ったことがない人でもアプリで簡単に操作できます。
賃貸マンションに住んでいる方・一人暮らしの方へ、セキュアルのメリット・デメリットをまとめます。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
セキュアルの仕組み
Secual(セキュアル)は、スマートフォンと連動したホームセキュリティです。窓やドアに設置したセキュリティ機器が振動を感知すると、大きな音を鳴らして威嚇します。
警備状態のオン・オフはスマホのアプリから操作できます。家を出てすぐに警戒をオンにし、帰宅時は玄関の前でセキュリティを解除すると、家を留守にしている間はずっと見守りをしてくれます。
セキュリティを解除する前にドアや窓を開けると、ブザーが鳴ってしまいますが、警報音の停止もスマホで簡単に行えるので安心です。
またアレクサ対応のスピーカーを利用すると、アプリを操作することなくセキュアルの状態を変えられます。
接続にはWi-Fiが必要です。すでに環境が整っている家庭では、機器を注文して届いた日からすぐに利用を開始できます。
メリットは一人でも設置できること
セキュアルのメリットは、セキュリティの導入・設置・解約まで、すべてがお手軽であることです。
セコムやアルソックでホームセキュリティを契約をするには、以下の流れが必要になります。
【一般的なホームセキュリティを導入するまでの流れ】
- 資料請求を行う
- 担当者に自宅まで来てもらって見積もり
- 他社との見積もり比較
- 料金交渉
- 契約が成立すると工事日の相談
- 工事(1日程度)の立ち合い
セキュアルでは、1~6すべての項目が必要ありません。ネットショッピングと同じ要領で必要な機器を購入し、自分の都合がいい時間にセキュリティ機器を設置するだけです。
業者と何度も連絡をとったり、家にあげて対応する必要がないので、一人暮らしで家を留守にしがちな方でも安心して注文できます。
届いたセキュリティ機器の設置方法も簡単です。スマホでアプリをダウンロードし、指示に従って作業すれば1時間ほどで完了できると思います。
セキュアルのメリットは以下の通りです。
- 業者への資料請求・見積もりが不要
- 機器の設置は一人でも短時間で行える
- 契約期間の定めはなし
- 解約金がかからない
- 購入した機器は引っ越し先でも使い続けられる
- 見舞金制度がある
セキュリティ機器を設置した場所に、侵入があって窓やドアが損傷した場合、一律3万円の見舞金が支払われます。
空き巣に入られたときに、窓やドアの修理代が意外と高くつくことがあります。保険で対応できる場合もありますが、できないケースもあり、負担は大きいです。
デメリットは駆けつけサービスがないこと
セキュアルのデメリットは、見積もりがないためどこにセキュリティ機器を設置すればよいのか迷いがちになるところです。
警備会社では専門のスタッフが自宅の間取りや狙われやすそうなポイントをチェックし、それを踏まえてセキュリティ機器の設置を提案してくれます。
戸建ての場合はホームセキュリティの見積もりをとって、アドバイスをもらうのもよいと思います。
マンション・アパートの場合は、侵入可能な場所が限られることが多いです。玄関・廊下に面した小窓・ベランダと通じている窓、など基本的な場所を抑えるだけで十分にセキュリティは強化できます。
また、大手のホームセキュリティ会社と異なる点は、警備員の駆けつけサービスがないことです。
ホームセキュリティの駆けつけは、自宅に設置したセキュリティ機器が異変を感知すると、警備員がすばやく現場に行って対応してくれるサービスです。
状況に応じて警察や消防へ連絡もしてくれます。空き巣は犯人の検挙率が低いと言われていますが、大きな原因は警察への連絡が遅れることです。
警察への連絡やセキュリティ強化などの対策をしなければ、空き巣は「狙いやすい家」だと判断し、同じ家に再び侵入することもあります。仕事ですぐに帰れないときも、警備員が警察に状況説明をしてくれるので安心です。
駆けつけサービスがほしい場合には、大手のホームセキュリティ導入をおすすめします。
ただし駆けつけサービスは防犯対策ではなく、事件が起こった後の保険のようなものです。まずは事件が起こらないように、空き巣が嫌がる家にすることが大切です。
セキュアルは専用のステッカーがあるので、セキュリティ機器と合わせると抑止力が高まります。
機器はゲートウェイとセンサーの2種類
セキュアルに必要な機械はGateway(ゲートウェイ)とSensor(センサー)の2種類のみです。
【ゲートウェイの特徴】
Gateway(ゲートウェイ)は、センサーとスマホをつなぐメインの機器で、コンセントにさして使用します。センサーから得た情報を集めて、異常があるとゲートウェイから音を発します。
1台でセンサーを10台まで登録できます。部屋数の多い家・戸建てで、10台以上のセンサーを設置する場合は、複数台のゲートウェイを使用することで対応できます。
マンションであっても、間取りが複雑で機器のあいだに壁が多い家では、ゲートウェイが追加で必要となる場合もあります。
機器はいつでも簡単に追加注文することができるので、まずはゲートウェイ1台で試すことをおすすめします。
【センサーの特徴】
Sensor(センサー)は、窓やドアに張り付けて開閉や振動を感知するセキュリティ機器です。開閉センサーと人感センサーがあります。
窓にセキュリティ機器を貼り付ける場合は、通常、窓の中央にあるクレセント錠の近くに設置します。
しかしその場合は、窓を開けるときに機器が邪魔にならないかどうかを確認する必要があります。センサーの厚みは7mmですので、多くの窓では問題なく設置できると思います。
セキュアルでは、引き違い窓の外側・内側になる、両方のガラスに1つずつセンサーを付けることを推奨しています。ただし初期費用の予算を超える場合は、窓のセンサーを1つにしても防犯効果は見込めると思います。
窓センサーを1つだけ取り付ける場合には、補助カギと併用するとより安心です。窓の防犯対策について気になる方はこちらの記事が参考になると思います。
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賃貸物件でもすぐにできる!窓からの侵入を対策する簡単な防犯グッズ
見守りモードが使える
セキュリティ機器が届いたら、以下の方法で設置を行います。
- アプリをダウンロードする
- スマホからアプリをダウンロードし、ユーザー登録を行います。ユーザーガイドに従って、月額料金の支払いをスタートします。
- ゲートウェイのWi-Fi登録を行う
- ゲートウェイをコンセントに差し込み、Wi-Fiにつなぎます。機器のボタンから簡単に接続することもできますし、アプリを使うことも可能です。
- ゲートウェイとセンサーをBluetooth接続する
- センサーを1台ずつBluetooth接続します。センサーに使うボタン電池は、1年ほど連続して使用できます。
- センサーを窓やドアに張り付ける
- 通信状態の確認ができれば、台紙をはがして窓やドアに貼り付けます。センサーの数にもよりますが、1時間程度の作業で終了します。
複数台のセンサーを設置する場合には、それぞれのセンサーに名前を付けておくとわかりやすいです。アプリの「センサー設定」画面で、センサー名を変更することができます。
振動の感度も10段階で変えられます。初期段階では「8」になっているので、もし誤作動が多ければ感度を下げられるので便利です。
また、センサーのモード切替で「見守り」設定を使用できます。
防犯モードの場合は「振動=異常」とみなして登録したスマホに連絡が届きますが、見守りモードでは「振動=生活反応あり」と認識します。
つまり、一定時間にセンサーの振動がなかった場合に「異常」と判断し、スマホに連絡します。
これは高齢者の見守りには最適な使い方です。トイレのドア・冷蔵庫の扉などにセンサーを設置しておけば、見守りたい方の生活に変化を加えることなく生存を確認することができます。
月額料金は1,078円
月額料金はゲートウェイの数、初期費用はセキュリティ機器の数によって決定します。
- 月額料金:ゲートウェイ1台あたり1,078円
- 初期費用:Wi-Fiゲートウェイ7,150円/台
- 開閉センサー4,950円/台
- 人感センサー6,050円/台
※Wi-Fi環境がない方はSIM ゲートウェイを利用できます。SIM ゲートウェイ1台につき月額料金は1,650円となります。
機器はそれぞれ1台ずつから設置・利用できるので、もっとも安い場合だと初期費用13,178円でホームセキュリティを始めることが可能です。
セキュアルの初期費用は3万円の家庭が多いです。「ゲートウェイ1台・人感センサー1台、開閉センサー3台」で約2.8万円になります。
センサー7台の設置場所は、玄関のドアに1台・引き違い窓3ヶ所にそれぞれ1台ずつだと予想できます。おそらく2LDK・3LDK程度のマンションではないかと思います。
たとえば3LDKのマンションにおいて、アルソックでセキュリティを導入すると、初期費用は約20万円、月額料金は3,300円です(機器を買取る場合)。
月額料金は警備員の駆けつけサービスがないので単純に比較はできませんが、初期費用が6分の1に抑えられることは大きなメリットになります。
初期費用3万円の場合、1年使用すると1か月あたりの金額は2,500円です。月額料金1,078円と合わせて考えても1か月3,578円となり、スマホ代よりも安くすむことがわかります。
一人暮らしで1Kや1DKに住んでいる場合は、センサーの数は3台ですむこともあります。人感センサーを玄関か廊下に、それぞれの窓に開閉センサーを設置します。
セキュアルのサイトに簡易シミュレーターがあり、部屋数、センサーの数を選ぶと見積りを出してくれます。
カメラで犯人の姿を確認
セキュアルは、時間のかかる見積もりや工事が不要で、賃貸物件でもすぐに始められるホームセキュリティです。
警備員の駆けつけはありませんが、空き巣を未然に防ぐためにステッカーやセンサーで対策することが可能です。Wi-Fi環境があれば、セキュリティ機器は一人で簡単に設置できます。
契約期間や解約金もありませんし、引っ越しをしても同じ機械を使い続けられることは大手の警備会社にはないメリットです。
2018年の冬には、Secual Cam Ady(セキュアル カム アディ)というスマートカメラのサービスも開始します。
室内にカメラがあるとペットの見守りにも使えますし、万が一、空き巣被害にあっても犯人の証拠を残すことが可能です。
セコム・アルソックに標準装備されている警備員の駆けつけサービスをもっとくわしく知りたい方は、こちらの記事も参考になるかと思います。
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