セコムとアルソック、一人暮らしの女性用プランで料金が安いのはどっち?
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家族で一戸建てに暮らしている方が利用するサービスだと思われがちなホームセキュリティですが、賃貸住宅やマンション・アパートでも導入が可能です。
特に注目されているのが、一人暮らしの女性向けのサービスです。女性が一人暮らしをしていると、
- 空き巣
- しつこいセールス
- ストーカー・つきまとい
などの危険があります。
ホームセキュリティを利用することで、犯罪の標的にされるのを避けたり、いざというときには警備員が駆けつけます。
本記事では、ホームセキュリティの大手「セコム」と「アルソック」の一人暮らし女性向けプランの比較を行います。料金の安さや、サービス内容の違いについて詳しく見ていきます。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
セコムの一人暮らし女性向けプラン
セコムは、日本のホームセキュリティ業界最大手の会社です。緊急対処員の待機所である緊急発進拠点数が全国約2,600箇所で、業界最多と言われています。
拠点数が多ければ多いほど、一つの拠点が担当する地域が狭くなり、通報から駆けつけまでの時間が短くなります。
セコムのホームセキュリティ、「セコム・ホームセキュリティ スマートNEO」にはマンション・戸建て小規模プランがあります。
マンションや賃貸住宅でも対応できるので、一人暮らしの女性にも広く利用されています。
このマンション・戸建て小規模プランの料金やサービス内容について説明します。
セコムの一人暮らし用プランの料金
セコム・ホームセキュリティ スマートNEOの料金(マンション・戸建てプラン)は、
- レンタル料金:月額4,950円
- 初期費用に工事料47,300円、保証金20,000円が必要
- 買い取り料金:月額3,410円
- 初期費用に買い取りシステム料金173,910円が必要
の2種類があります。レンタルの場合の保証金20,000円は、契約終了時に返金されます。また、買い取りを選んだ場合、工事料は買い取りシステム料金に含まれています。
ホームセキュリティを選ぶときには、ライフスタイルに合わせてレンタルと買い取りどちらかを選択しなくてはなりません。
基本的な考えとしては、
- 初期費用をおさえたい場合は、レンタル
- 月々の料金を安くおさえたい方は買い取り
だと思います。一戸建てのマイホームを建てたのなら、買い取りの方がお得になる可能性が高いです。長い年数その家に住むのが決まっているので、高い初期費用を払ってでも月額料金が安い方がトータルでお得になるからです。
女性の一人暮らしで、マンションやアパートに住んでいるのならレンタルの方がお得になります。数年のうちに引っ越しする可能性がある場合も、レンタルがおすすめです。
実際、ホームセキュリティを利用する方の約80%がレンタルを選んでいます。初期費用がかからないので、気軽にホームセキュリティを利用できる点が人気の理由です。
必要に応じて通報してくれる基本サービス
セコムのマンション・小規模戸建てプランの基本サービスは、以下の3つです。
- センサーで異常感知
- 緊急時に対処員が駆けつけ
- 被害に遭ったときの補償
このプランには、窓・ドア用センサーと空間センサー、煙・熱センサーがついています。窓やドアが開いて誰かが侵入してきた場合、センサーがただちに反応して非常信号をセコムに送信します。
不在時だけでなく、在宅中も不審者の侵入をいち早く知ることが可能です。
空間センサーは人間の体温に反応するセンサーです。泥棒や空き巣に狙われやすいリビングに設置すると、侵入を感知できます。
煙・熱センサーは、火災の発生を感知するセンサーです。異常を感知すると、信号をセコムへ送信します。セコムが必要だと判断した場合は、消防へ通報してくれます。
異常信号を送るとともに、ブザーや音声でもお知らせしてくれます。火元付近にいる人に危険をすぐ伝えられます。
緊急時の駆けつけサービスは、セコムの人気サービスです。センサーが異常を感知したり利用者からの通報があった場合には、すぐに近くの拠点に待機している緊急対処員が駆けつけます。
緊急対処員は、防犯・応急手当てのスペシャリストです。速やかに通報先まで駆けつけて、的確に対処してくれます。必要であれば、警察や消防・ガス会社への通報も行います。
犯罪の被害に遭ってしまったときの補償も、セコムの基本サービスです。
盗難保険金と、災害見舞金が支払われるサービスが自動付帯されています。それぞれ支払われる金額は、
- 盗難保険
- 現金・貴金属:50万円まで 家財:200万円
- 災害見舞金
- 10万円単位で100万円まで
となっています。
防犯機器の電池無料交換や、無料修理も補償サービスの一環です。機器に不具合が発生したときは、利用者が気づいていなくても自動的にセコムに通知されます。
知らないうちに壊れていた、なんてことがないので安心です。
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料金に含まれている機器
セコム・ホームセキュリティ スマートNEOのマンション・小規模戸建てプランに付属しているセキュリティ機器の一覧は以下のとおりです。
主装置群 | 機器名 | 個数 |
---|---|---|
ホームコントローラー | 1台 | |
フラッシュライト | 1個 |
防犯センサー | 機器名称 | 個数 |
---|---|---|
窓・扉用センサー | 最大3個 | |
空間センサー | 最大1個 | |
火災センサー | ||
煙・熱センサー | 最大1個 | |
救急通報ボタン | ||
マイドクター | 最大1個 |
マンションでこのプランを利用する場合、
- 通報しやすい場所にホームコントローラー
- 玄関・窓・ベランダの3箇所に窓・扉用センサー
- リビングに空間センサー
- キッチンに煙・熱センサー
を設置するのが一般的です。
ただし、家の間取りやライフスタイルによってセンサーやコントローラーを設置するべき場所は変わります。
効果的な設置場所は、契約前に防犯アドバイザーが無料で提案・プランニングをしくれます。
セキュリティ機器の中にあるフラッシュライトは、家の外壁につけるライトです。センサーやホームコントローラーが異常を感知すると、点滅して外にいる人に危険を知らせます。
フラッシュライトは一戸建て住宅の場合は設置しますが、集合住宅の場合は基本設置しません。
スマホでどこにいても操作できる
セコム・ホームセキュリティ スマートNEOの特徴として、スマホで操作が行える点があります。
具体的には、
- 外出先から、ホームセキュリティの設定・解除ができる
- ホームセキュリティの状態をいつでもスマホで確認できる
- 就寝前や起床時にセキュリティのモードを切り替えられる
などができます。
ホームセキュリティを利用している人の多くが、「家を出る前にちゃんとセットしてきたか不安」に感じる経験をしています。スマホで確認できれば、外出先でハラハラすることはありません。
就寝前や起床時に、セキュリティのモードを切り替えられるのも便利です。
セコムはペットがいても契約可能
セコムのホームセキュリティは、ペットがいても基本的には契約が可能です。
飼い方やペットの種類にもよりますが、多くのケースで問題なく契約できます。もし、ご自身のペットが特殊な種類でホームセキュリティ契約ができるか不安な場合は、事前にアドバイザーに相談してください。
アルソックの女性一人暮らし用プラン
アルソックは、セコムと並んで人気のあるホームセキュリティ会社です。
アルソックには、つきまといやストーカー被害にあっている女性向けのサービスが充実しています。
ストーカーの証拠を集められるレンタルカメラや、外出先のどこでも駆けつけてもらえるサービスがあります。
今回は、いつでもどこでもガードマンが駆けつける「レディースサポート」プランと、在宅中の安全も守ってくれる「レディースホームセキュリティ」プランをくわしく解説します。
女性専用プランの料金
アルソックがストーカー被害にあっている女性のために提供している2つのプランの料金は、
- レディースサポート:5,250円
- レディースホームセキュリティ:9,660円
- レディースホームセキュリティ(侵入監視つき):11,340円
です。
レディースホームセキュリティは、レディースサポートのオプションプランです。
レディースサポートの内容に加えて、在宅中の通報機能やセンサーによる侵入監視がしたい場合は、レディースホームセキュリティプランがおすすめです。
外出先での駆けつけサ-ビスがある分、セコムの単身者用プランよりも若干割高になります。
アルソックのレディースサポート、レディースホームセキュリティは、ストーカー被害に遭われている方を対象としたプランです。
そのため、ホームセキュリティの通常契約期間は5年間ですが、これらのプランでは6ヶ月の短期レンタルプランとなっています。
長期的な利用ではなく、ストーカー問題が解決するまでの間に身を護るための手段として活用できます。
レディースサポートの基本サービス
レディースサポートの基本サービス内容は、以下の3つです。
- モバイルセキュリティ
- ガードマン駆けつけ
- 24時間対応のコンシェルジュ
モバイルセキュリティは、レディースサポート専用の端末を利用できるサービスです。専用端末は小さくて持ち運びが簡単です。外出先でもアルソックを利用できるメリットがあります。
非常ボタンを押すと、ガードマンに通報・会話できます。緊迫した状態で通話が不可能な場合でも、端末から発せられる位置情報信号をアルソックが受信します。
自分のいる場所が伝えられなくても、ガードマンが駆けつけてくれます。
ストーカーと被害者が接触する場所は、帰り道や買い物先など自宅以外の場所も多いです。アルソックのセキュリティを自宅以外でも利用できるのは安心です。
なにか不安を感じたときに24時間いつでも相談できるコンシェルジュがいるのも、レディースサポートの特徴です。
短期ホームセキュリティで在宅中も安全
レディースサポートの基本サービスに、短期のホームセキュリティを追加したオプションサービスがレディースホームセキュリティです。
ストーカーの多くが、元交際相手や元配偶者、同僚など親しい関係にある相手です。多くの場合、犯人は被害者の自宅住所を知っています。
犯人に住所を知られているのであれば、自宅のセキュリティ強化も必要です。
レディースホームセキュリティは、自宅に非常ボタンを設置し、異常があればすぐにガードマンが駆けつけてくれるサービスです。
不在中の侵入が心配な場合は、開閉センサーを使った侵入監視サービス付きのプランもあります。
証拠集めに最適なオプションサービス
レディースサポートには、豊富なオプションサービスがあります。このオプションは、ストーカー被害の証拠を残すのに適した機器類のレンタルです。
ストーカー被害の解決には、警察の捜査が必要不可欠です。しかし、十分な証拠が残っていないと警察は捜査を開始してくれません。
多くのストーカー被害者は、十分な証拠がなくて泣き寝入りをしている状態だとされます。
レディースサポートのオプションのなかでもおすすめなのは以下の2点です。
- 防犯カメラ:レンタル料金1,522円~(別途初期費用5,500円が必要)
- インターネット環境がなくても、撮影可能。SDカードをあらかじめ入れておくと、センサーが人物を感知した時に自動で動画を撮影する
- ワイヤレステレビドアホン:レンタル費用3,885円(別途初期費用5,500円が必要)
- あらかじめSDカードを入れておくと、留守にしていても来訪者の画像を撮影・保存できる。外出前に玄関の様子を確認することも可能。
防犯カメラやドアホンを導入することで、不在でもストーカーの証拠を集められます。これらの機器は、アルソックの公式オンラインショップで購入できますが、短期利用であればレンタルの方がお得です。
証拠を集めたい、外出の前後に玄関に人がいないか確認したい方におすすめです。
2社の料金・サービスを比較
セコムとアルソック2社のサービスを比較すると、
- 月額料金が安いのはセコム
- 外出先での駆けつけなど、ストーカー対策ができるのはアルソック
といった印象を受けました。
セコムのマンション・小規模戸建てプランの月額は、
- 買い取り:月額3,410円
- レンタル:月額4,950円
です。
一方の、アルソックのレディースサポートプランは、
- レディースサポート:5,250円
- レディースホームセキュリティ:9,660円
- レディースホームセキュリティ(侵入監視つき):11,340円
です。セコムの導入には初期費用が必要なことを考えても、アルソックよりもお得です。
ホームセキュリティの料金をおさえたいのなら、セコムの方が安く利用できます。
一方、すでにストーカー被害にあっていて、その対策をしたい場合はアルソックのレディースサポートプランがおすすめです。
- 外出先でもガードマンにかけつけてもらえる
- 証拠集めができるオプションサービスがある
点がメリットと言えます。
契約期間が短いので、ストーカー問題が解決するまでの間だけホームセキュリティを利用したい人におすすめです。
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