電気を点灯・消灯だけで高齢者の見守りができる電球、Hello Light(ハローライト)

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ハローライト

後期高齢化に伴い、日本では、家族と離れて一人暮らしをする高齢者の数が増えています。

高齢者が一人で暮らす場合、急な体調の変化にだれも気づかず、取り返しのつかない事態に陥る可能性がとても高いです。それを防ぐため、高齢者の生活を見守るためのサービスがどんどん出てきました。

しかし、中には端末を常に持ち歩く必要があるものや、複雑な機械の操作が必要なものが多いです。

今の生活スタイルを大きく変えないといけない見守りサービスは、高齢者にとって使いづらいものです。せっかく高価なセキュリティサービスを導入しても、使いこなせないかもしれません。

Hello Light(ハローライト)は、見守られる高齢者の生活を一切変えずに、離れた場所に住む家族が見守れる電球です。

自宅の電球をHello Lightに変えて点灯するだけで、家族の元に通知します。お互いのプライバシーを侵害せず、効果的に高齢者の生活を見守ることができます。

本記事では、Hello Lightのメリットやデメリット、一人暮らしの祖母を持つ私が考えた賢い使い方をまとめました。

Hello Lightの仕組み

Hello Lightは、インターネットへの接続が可能なLED電球です。一定の時間電気が点灯しないと、登録したメールアドレスに通知します。

電気は、日常生活を送る上で必要不可欠なアイテムです。一日中点灯しないということは、その家に住む人に何らかのトラブルが発生したということになります。

Hello Lightは、一般に流通する電球と同じ規格の製品なので、設置に特別な工事は必要ありません。いつもの電球交換と同じ方法で設置が可能です。

誰でも簡単に設置できます。

また、インターネット環境がなくても、利用可能です。Hello Ligh自体にSIMが内蔵されているため、Wi-Fiなどの通信環境が必要ないのです。

電気がつくと通知する

Hello Lightの最大の特徴は、電気を点けるだけで通知が家族の元に届くことです。電気が点灯すると、登録した家族のアドレスの元にメールが届きます。

従来の見守りサービスは、安否確認メールに返信したり、専用機器を操作しないと、家族に通知されないものが多いです。

機械に慣れない高齢者には扱いが難しく、使いこなせないケースも多々ありました。

しかし、Hello Lightの場合は、難しい操作は何一つありません。それどころか、いつもどおりの生活をするだけで、元気でいることを家族に伝えられます。

一定時間点灯しなかったときは、トラブルが起こったと判断して家族の元にメールで知らせます。

プライバシー保護効果も

室内カメラなどを使った見守りサービスは、利用者に「監視されている」ような息苦しさを感じさせます。

電気を使った見守りサービスであるHello Lightは、利用者のプライバシーを守ります。自宅内で過ごす様子が、第三者に見られることはありません。

家族といえど、自分の生活を見張られるのは、よい気持ちがしません。Hello Lightを使うことで、見守る側も見守られる側も、気兼ねなく日々を過ごせます。

インターネット環境不要

Hello Lightは、LEDとSIMが一体化した、通信ができる電球です。そのため、使用するお宅に通信環境がなくても、問題なく使用できます。

高齢者の一人暮らしの場合、自宅にインターネット環境がないケースがとても多いです。新しくWi-Fiを利用するにはお金もかかりますし、手間がかかります。

何の準備も必要なく、簡単に導入できるのが、Hello Lightのメリットです。

電球内のSIMには、1つ1つ番号が割り振られています。そのため、どの電球が点灯してどの電球が点灯していないかの識別も可能です。

たとえば、「寝室の電気はついたのに、居間の電気がついていない。どうしたのかな?」と家族の生活を推測することができます。

工事不要でいつでも設置可能

Hello Lightは、通常の電球と同じ規格なので、誰でも簡単に設置可能です。特別な工事は必要ありません。

サイズは、外径70mm✕全長140~150mmです。LEDなので長く使い続けることができ、定格寿命は30,000時間です。24時間点灯しっぱなしだとしても、3年以上使える計算となります。

一般的な使い方(一日8時間程度)をした場合、10年以上使えることになります。

もし交換をするとしても、普通の電球交換と同じようにするだけで換えられます。

料金が安い

Hello Lightは、3年間までであれば、本体価格のみで利用が可能です。他のセキュリティサービスのように、月額使用料は発生しません。

Amazonでは、16,720円(税込)で購入可能です。この金額を月額換算すると、月額費用は464円となります。(36ヶ月使用し続ける場合を想定し、算出)

ワンコインよりも安い月額料金で、見守りサービスが利用できることになります。低コストなので、高齢者の見守りをしたい方にとてもおすすめです。

3年間の利用期間が過ぎても、4年目以降は月額165円(税込み)で利用可能です。

製品到着から1年間は、製品保証があるので、もし故障しても交換が可能です。

Hello Light(Amazon)はこちら

管理人が考えるHello Lightの使いかた

私には、遠く離れた地で一人暮らしをする祖母がいます。なにかトラブルがあっても、家族がすぐに駆けつけられないため、見守りサービスの導入を検討中です。

しかし、祖母本人が機械音痴で、複雑な機器の操作はできないと明言しています。さらに、一人暮らしを楽しみたいとも考えているため、監視に近いサービスは嫌だとも言いました。

そこで、私が祖母に提案したいと思ったのがHello Lightです。Hello Lightなら、普段どおり生活するだけで、私達家族が祖母の様子を確認できます。カメラを使った見守りサービスではないので、息苦しさも感じません。

私が、祖母宅にHello Lightを導入するなら、どんな使い方をするか考えてみました。

その結果、複数の部屋に設置するのがいいのではないかと考えつきました。

Hello Lightは、電球1つ1つに番号が割り振られています。そのため、一つの家に複数のHello Lightが設置されていても、どの電球が点灯中か個別に認識できます。

複数の部屋にHello Lightを設置すれば、どの部屋の明かりが点いていて、どの部屋の明かりが点いてないかが確認できます。

個人的におすすめの場所は、

  • トイレ
  • リビング
  • 寝室

です。キッチンや玄関もよいと思います。

まず、一番重要だと考えるのが、トイレです。トイレは、生活する以上、必ず使用する場所です。体調が悪くて、居間を使わないことはあっても、トイレを使わないことはないと思います。

トイレの電気が長時間点灯しないということは、なにかしらのトラブルが発生したと考えてよいです。

次いで、使う機会が多いリビングや寝室もおすすめです。

Hello Lightを複数設置するメリットは、点灯状況によって体調が推測しやすい点です。

たとえば、トイレの電気が長時間点灯しなければ、大きなトラブルの発生したと考えられます。ただ、トイレの電気だけでは、小さな体調不良を見つけることは困難です。

しかし、トイレの電気と寝室の電気は点灯するが、いつも使っているはずのリビングの電気が点灯しない状況があったとします。

その場合、トイレと寝室の行き来はできるが、リビングで過ごす元気がなく、体調不良で寝込んでいるかもしれないと推測が可能です。

Hello Lightを組み合わせることで、生活の様子を、より具体的に確認できるのです。

Hello Lightを高齢者の家に導入するのであれば、一つだけ利用するのではなく、合わせていくつか利用するのがおすすめです。

Hello Light公式ホームページはこちら

アルソック

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
遠い土地に住む祖母が一人暮らしになったのをきっかけに、自宅の防犯対策について興味を持ちました。週一で散歩のついでにいろんな家の防犯対策をチェックしています。

より良い情報をお届けするため、ホームセキュリティの教科書 編集部 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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