みまもるワンは料金も使い方もシンプルな見守りサービス用端末、ALSOKのまもるっくとの比較も

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みまもるワン

みまもるワンは、関西を中心にホームセキュリティを提供している関電SOSが2018年に開始した、お子さま見守りサービスです。

使い方が非常にシンプルで、面倒な設定は必要ありません。AIシステムがお子さまの行動パターンを学習するので、普段行かない場所に行った場合はすぐに保護者に連絡がきます。

料金も他社サービスに比べて安く、契約キャリアも問わないのが特徴です。

シンプルでわかりやすいサービス

みまもるワン

みまもるワンの最も特徴的な点は、シンプルでわかりやすいところです。

多くの他社みまもりサービス専用の端末は、複雑な設定をする必要があります。また使い方も複雑で、保護者は子どもが使いこなせるように繰り返しレクチャーしなくてはなりません。

保護者側の使い方も難しく、手動で位置情報を取得しないといけないものもあります。

みまもるワンは、子ども用見守り端末の複雑で面倒なところをすべて取り払った、シンプルで使いやすいサービスです。

ランドセルに入れるだけで自動でみまもり

通学中の小学生

みまもるワンの使い方は非常にシンプルです。

  1. 事前にしっかり充電しておく
  2. ランドセルやかばんに入れる
  3. 自動で位置情報を取得

使うたびに接続設定をする必要はありません。充電完了後、ランドセルなどに入れておくだけで使えます。端末が自動で携帯電話回線に接続して、位置情報を取得するのです。

保護者側の利用方法も簡単です。多くの見守り専用端末は、パソコンから専用サイトに接続しなくてはならないケースもあり面倒でした。

みまもるワンなら、保護者はスマホアプリを無料ダウンロードするだけで使えます。位置情報は自動で更新されるので、手動で取得する必要はありません。

子どもの負担にならないこともみまもるワンのメリットです。端末は5センチ四方の正方形で、重さは46グラムととても小さくて軽いです。かばんに入れても荷物の邪魔にはなりません。

みまもるワンには、2つのモードがあります。バッテリー優先モードと頻度優先モードです。

バッテリー優先モードは、フル充電しておくとバッテリーが3~7日もちます。その代わり、自動の位置情報取得は3分に1回です。

もう一つの頻度優先モードは、バッテリーの持ちよりも位置情報の取得を優先します。電池切れになるまでの期間が1~4日と短い代わりに、1~2分に1回位置情報を取得します。

バッテリーの持ちと位置情報取得の頻度、どちらを重視したいかによってモードを選んでいきます。

個人的には、ある程度行動の習慣が決まっているのであればバッテリー優先モードで十分なのではないかと思います。

一方、毎日のようにいろんなところへ遊びに行ったり習い事に行ったりする子であれば、こまめな現在地取得ができる頻度優先モードの方が安心かと思います。

AIが子どもの行動習慣を学習

AIのイメージ

私個人としては、みまもるワンの最大のメリットはAIによる生活習慣学習だと思います。

みまもるワンを毎日使ううちに、AIが自宅の場所や学校・習い事の教室などの位置を特定します。普段生活するエリアを学習し、範囲外に出たら保護者に自動で知らせてくれます。

みまもるワンが搭載したAIシステムは、毎日通う学校や自宅の場所を特定するまでに一週間しかかかりません。

また、週に一度しか通わない塾や習い事の教室の場所であっても、一ヶ月で学習が可能なのです。

従来の見守り専用端末であれば、自宅や学校、習い事の場所は保護者が初期設定で登録しなくてはなりません。しかし、みまもるワンならその必要もありません。

毎日持って登校するだけで、人工知能が場所を覚えるからです。

子どもが一定時間滞在する場所を指定しておけば、そこに到着・出発したときに保護者に通知する「通知スポット機能」も利用できます。

人工知能が滞在場所を学習するまで待てない方には、手動で設定することも可能です。

学校には、Wi-Fiがないことがほとんどです。電波の弱い場所も多く、現在地の特定が難しい場合があります。

よりスムーズで確実な位置情報検知をするのであれば、校門など特定の場所をあらかじめ通知スポットにしておくと便利です。

みまもるワン公式サイトはこちら

利用料金もシンプルで使いやすい

小学生の子どもと母親

みまもるワンは、利用料金や契約スタイルもシンプルでわかりやすいです。必要なのは、端末価格と月額使用料(定額通信量を含む)だけです。

携帯電話やスマートフォンとは違って、2年契約の縛りもありませんし、保護者のキャリアがどこでも利用できます。

端末額5,280円、月額528円(税込)

親子と財布

みまもるワンの使用料金で必要なのは、

  • 端末額:5,280円
  • 月額使用料:528円

(税込)

の2点だけです。料金は、アプリ内で登録したクレジットカードを利用します。

契約時の手数料はかかりませんし、保護者用アプリも無料でダウンロードできます。他の見守りサービスでは、位置情報を検索するたびに5円~10円ほどかかることがありますが、みまもるワンでは無料です。

機能面だけでなく、料金面でもシンプルでわかりやすい作りなのです。

私がとても使いやすいなと感じたのが、契約解除料が無料である点や、年縛りがない点です。

一般的な見守りサービス端末は、1つの携帯電話やスマートフォンとして扱われます。一度契約すると2年間解約ができなかったり、解約した場合は解除料がかかるケースもあります。

みまもるワンはそれらが一切ありません。なので、短期間だけ見守りサービスを必要とする方におすすめだと思います。

  • 仕事の都合で、1年間だけ子どもが一人の時間が増えてしまう
  • 下の子が入園・入学するまでは、上の子の送り迎えが難しい

などのお悩みをお持ちの方には、使いやすいサービスです。

保護者のスマホキャリアはどこでもOK

みまもるワンは、保護者側のスマホにキャリアの指定はありません。au・ドコモ・Softbankの3大キャリアだけでなく、格安SIMスマホでも問題なく利用できます。

他社サービスの場合、保護者のスマホキャリアが決められており、他社では利用できないケースがあります。

みまもるワンには、キャリアのしばりもないので誰でもすぐに利用できます。iPhoneであればiOS9.2以上、Android端末であればAndroid4.4以上のスマホならどれでも利用できます。その他のスマホにも対応します。

ただし、2019年現在ではタブレット端末やPCでの対応はしません。あくまでスマホで利用することを前提としたサービスなので注意が必要です。

まもるっくとの比較

まもるっく

他社の見守りサービス端末として、ALSOKが提供するまもるっくがあります。子どもや高齢者の見守りツールとして広く使われる端末で、緊急通報ボタンがついてあることが特徴です。

まもるっくとみまもるワンの利用料金を比較しました。

まもるっくには2つのプラン(お買い上げプランとレンタルプラン)があるので、それぞれのプランとみまもりワンとで比較します。

お買い上げプランとはまもるっく端末を最初に購入するプランで、その分月額料金は安くなります。一方レンタルプランは、端末をレンタルするので機器料金が一切かかりません。その分月額が少し割高です。

みまもるワン まもるっく(お買い上げ) まもるっく(レンタル)
端末料金 5,280円 23,650円 0円
初期設定費用 0円 4,950円 4,950円
月額使用料 528円 1,210円 2,200円
駆けつけサービス利用料 駆けつけサービスなし 6,600円 6,600円

(税込価格)

みまもるワンの方が安く利用できる端末なのがわかります。

ただし、まもるっくの利用料金が高いのは位置情報取得以外のサービスが充実しているるからとも言えます。

特に、ガードマンが駆けつけてくれる駆けつけサービスは、トラブルが起こったときの初期対応としてとても有能です。

まもるっく 公式サイトはこちら

みまもるワン公式サイトはこちら

みまもるワンのデメリット

帰宅した小学生

シンプルで使いやすいみまもるワンですが、デメリットもあります。みまもるワンのデメリットは大きく分けて2つあります。

  • 防犯ブザー機能がない
  • 駆けつけサービスがない

つまり、シンプルで使いやすいことに特化するため、あったら便利な追加機能が全くないのです。

単体で使うというよりは、他の防犯グッズと平行して使うイメージなのかもしれません。

防犯ブザー機能がない

防犯ブザー

他社の見守りサービス端末には、なにか異常を感じたときに大きな音を鳴らす防犯ブザー機能がついています。

端末についたひもを引っ張ったり、緊急ボタンを押したりなど使い方はさまざまです。防犯ブザーには大きく2つの役割があります。

  • 大きな音で相手をひるませる
  • 周囲の大人に危険を知らせる

まず、大きな音で不審者をひるませることができます。実は、防犯ブザー1つだけで相手を撃退するのは難しいです。正しい対処をしないと、防犯ブザーを持っても危険な目に合うかもしれません。

防犯ブザーは撃退グッズではなく、逃げる隙をつくるグッズです。相手が音に驚いた間にその場を離れ、大人に助けを求めます。

また、大きな音が鳴ると周囲の大人に危険を知らせることもできます。不審者は、他の人に目撃されるのを恐れるので、他の大人の目は非常に重要です。ブザーの大きな音で助けを呼べます。

みまもるワンにはこの防犯ブザー機能がありません。基本的には位置情報を検知する機能しかついていないからです。

いざというときのために、みまもるワンと並行して防犯ブザーを持ち歩く必要があります。

ただし、防犯ブザーはそんなに高価なものではありません。安価で質もよく、デザイン性の高いものが簡単に入手できます。

見守りサービス用端末に絶対に必要な機能ではないと、個人的には考えます。

駆けつけサービスがない

マンション前にいる警備員

ホームセキュリティ会社が提供する見守りサービス用端末の多くには、駆けつけサービスがついています。

駆けつけサービスとは、通報ボタンを押すだけで警備員が現地まで来てくれるものです。位置情報を使うので、外出先の住所がわからない場所でもすぐ駆けつけます。

トラブルに巻き込まれたり、困ったことがあったときにプロの警備員に助けてもらえるので、とても安心です。

みまもるワンにはこの駆けつけサービスはありません。

いざというときに保護者以外が助けられるようにしておきたいのであれば、まもるっくなど他社サービスがおすすめです。

まとめ

留守番する子供

みまもるワンは、必要最低限の機能を備えた見守り用端末だと思います。シンプルで使いやすく、子どもがかばんに入れておくだけで使えます。

料金も安価で契約に縛りもないので、導入へのハードルもとても低いです。

その代わり、通報機能や駆けつけサービスを利用することはできません。いざというときに対応しなくてはならないのは子ども本人と保護者です。

なにかあったときにプロの手助けがほしいと考える人には不向きな端末かと思います。

ただし、防犯ブザーと併用したり普段からトラブル時の対応方法を子どもと確認すれば、十分有用に使えます。

子どもに見守り端末を持たせたいが、複雑な機能はいらない、シンプルに位置情報だけ知りたいと考える方にはぴったりの端末だと思います。

みまもるワン公式サイトはこちら

アルソック

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
遠い土地に住む祖母が一人暮らしになったのをきっかけに、自宅の防犯対策について興味を持ちました。週一で散歩のついでにいろんな家の防犯対策をチェックしています。

より良い情報をお届けするため、ホームセキュリティの教科書 編集部 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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