頑固な親に高齢者向け見守りサービス導入をすすめるには?経験者がタイプ別説得法を伝授

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高齢者に見守りサービス導入を説得する方法

遠方に住む両親を心配して、見守りサービスの導入をすすめても、断られるケースはとても多いです。

私自身、両親ではなく祖母にですが、見守りサービスをすすめたことがあります。しかし、「いらない。」と一言で断られてしまいました。

それでも心配だったので、「こんなサービスがあるよ、使えばこんなに便利だよ。」と説明をするも、頑固な祖母は余計に意固地になり、話を聞いてもらえなくなりました。

どうやら、一方的に私の意見を押し付けすぎて、祖母自身の意見を聞かなかったことが原因のようです。そこで、祖母の意見をくわしく聞いてみると、祖母には祖母なりの考えや意向があることがわかりました。

祖母の意見を聞いた上で、彼女のライフスタイルに合う条件やサービスの提案をすると、すんなり受け入れてもらえました。

今、両親への見守りサービス導入で悩んでいる方は、両親がなぜ見守りサービスを拒否するのかをじっくり聞いてみるとよいと思います。

この記事では、私が祖母とどんなことを話したのかを引き合いにしながら、高齢者が見守りサービスを嫌がる理由を解説します。

見守りサービスの嫌な点さえわかれば、説得する方法や譲歩のポイントも見えてきます。最後に、タイプ別におすすめのサービスも解説するので、参考になるかと思います。

高齢者が見守りサービスを嫌がる理由3つ

私が祖母の話を聞いた経験や、他の高齢者の話を聞いた経験を総合すると、見守りサービスの利用に拒否感を感じる理由は以下の3つが多いです。

  • 見守りサービスは監視されるようで気詰まり
  • 新しい機械やシステムが生活に入り込むのが嫌
  • まだ見守りサービスが必要なほど年をとっていない

それぞれの理由について、くわしく説明します。

監視される気がして嫌

見守りサービスに対して、「いつも見張られているようで嫌」だと感じる高齢者はたくさんいます。

親子といえど、自分自身の生活を常に見られるのは窮屈です。別世帯であることを尊重して、プライバシーを守れるようにする必要があります。

「監視されるようで嫌だ」と感じる高齢者には、プライバシー保護を重視したサービスを提案する方法がおすすめです。

もしかすると、ご両親は監視カメラのような機器を使った見守りサービスを想像しているのかもしれません。

近年の見守りサービスには、プライバシーに配慮したものがたくさんあります。たとえば、

  • センサーを使ったサービス
  • 家電を使ったサービス

などがあります。

センサーを使った見守りサービスでは、トイレやキッチンなど、生活する上で必ず通る場所に人感センサーを設置します。人の動きや熱を感知するセンサーなので、映像が記録されることはありません。

長時間センサーに反応がない場合、異常が発生したと判断できます。

家電を使ったサービスは、普段使う家電の使用状況を分析して見守ります。掃除機が長時間つきっぱなしになっていれば、何か問題が発生したと想像できますし、ポットが長時間使われていなければ、食事が摂れていないと判断できます。

高齢者の生活を見張ることなく、見守ることができるサービスはたくさんあります。

このタイプの方の場合、見守りサービスに対する誤解をとくことが、説得のカギとなります。

新しい機械・システムを使いたくない

新しい機械やシステムに対する拒否感を持つ方もとても多いです。

歳を重ねると、新しい機械の使い方を覚えるのに時間がかかりますし、使いこなせないことも増えます。

なにより、高齢者は、今の自分のライフスタイルが代わるのに抵抗感を感じます。

多くの見守りサービスでは、機械を使ってコントロールしたり、携帯型端末を持ち歩く必要があります。ライフスタイルを変えたくない方にとって、このようなサービスは受け入れ難いです。

このタイプの方であれば、利用者が普段と同じ生活をするだけでよい見守りサービスを提案するのがおすすめです。

家電を使った見守りサービスであれば、今までと変わらない生活をするだけで、遠くに住む家族が様子を確認できます。

まだ必要ないと感じている

まだ見守りサービスは自分に必要ではないと感じる高齢者もいます。

見守りサービスを紹介するテレビCMには、かなり高齢の方が出演しています。普段からそれらのCMを見ていると、自分が利用するべきサービスだと感じられないこともあるようです。

特に、これといった不安や持病がない場合は、必要ないと考えがちです。

遠くに住む高齢の親を心配する子世代と、まだまだ元気だから子供に頼らなくても大丈夫だと考える親世代の間に、溝ができてしまうのです。

私の実感では、このケースが一番説得に時間がかかります。本人が必要ないと考えるものをすすめるのは、とても難しいからです。

このケースの場合、おすすめの説得方法は、

  • 条件をつけて導入を約束する
  • 見守りサービスではない、別サービスを導入する

です。

まず、条件をつけて導入を約束する方法です。これは、「今は必要ないけど、◯歳になったら考えてみない?」「今の生活に不安が出たら導入しよう」などの条件をつけて今後の導入を決める方法です。

親の意見を聞いてこちらが譲歩した上で提案すれば、受け入れてもらいやすくなります。条件は、

  • ◯歳になったら
  • 持病ができたら

など具体的な方が、高齢者自身も納得しやすいです。

また、見守りサービスではなく、別サービスを導入する方法もあります。これは、高齢者向けのサービスに嫌悪感を持つ方におすすめです。

高齢者向けの見守りサービスではなく、通常のホームセキュリティやスマートホームシステムを提案します。

「高齢だから心配」なのではなく、「遠くに住んでいるから心配」なのだと説明するだけで、受け入れてもらいやすくなります。

切り口を変えるだけで、双方納得できる可能性が高まります。

タイプ別 おすすめの見守りサービス

見守りサービスに抵抗感がある高齢者に導入をすすめる場合、相手に合ったサービスを提案するのがとても重要です。

たとえば、新しい機械を使うことに不安を感じる方に、防犯効果が高いからと、最新のホームセキュリティをおすすめするのはかしこいやり方ではありません。

相手の意見を聞いて、適したサービスをすすめることで、受け入れてもらいやすくなります。

ご両親のタイプ別に、おすすめの見守りサービスを紹介します。

持病を持つ方におすすめ

セコムの高齢者見守りサービス

持病がある方には、医療サポートに特化した見守りサービスが適しています。

セコム 親の見守りプランアルソック 見守りサポートが、おすすめです。

これらのプランであれば、体調が急変しても、十分対応することが可能です。

プランの特徴として、

  • 人感センサーを使った見守り
  • 救急情報の登録・呼び出し
  • ペンダント型通報装置を利用
  • 24時間無料で看護師に健康相談

ができます。

この中で、私がもっとも注目するのが、救急情報の登録・呼び出しです。これは、ホームセキュリティ会社のシステムに、利用者の健康情報を登録できるサービスです。

ホームセキュリティを通じて、医療機関に通報した場合、駆けつけた救急隊員に利用者の救急情報を引き継げます。

例えば、持病、服用薬、かかりつけ医、家族の連絡先などが登録できます。

救急隊員が駆けつけたとき、本人が質問に答えられる状況かはわかりません。場合によっては、意識を失っており、一切返答できない場合もあります。

そんなときに、救助に必要な情報がなければ、最悪の事態も起こり得ます。

医療特化型のホームセキュリティプラン2つを、以下の記事で比較しているので、参考にしてみてください。

監視されるのが嫌な方におすすめ

象印のみまもりほっとライン

監視されているような気詰まり感が嫌な方には、家電を使った見守りサービスがおすすめです。

たとえば、象印 みまもりほっとラインは、電気ポットを使って高齢者の生活を見守ります。

ポットの利用履歴を定期的に家族のメールアドレスに通知するので、ライフスタイルを簡単に確認できます。

電気ポットは食事のときに利用する家電です。食事のタイミングが確認できれば、体調の小さな変化にも気づきやすくなります。

たとえば、食事のタイミングが遅くなり、深夜にポットが使われるようになると、体調を崩していると予想できます。また、これまで規則正しく食事を摂っていた人が、急にバラバラの時間にポットを使うようになった場合、認知症の発症した可能性があります。

カメラなどの映像機器を使わなくても、家電を活用することで、利用者の暮らしを見守れるのです。

新しい機械を使うのが嫌な方におすすめ

tepcoスマートホーム遠くても安心プラン

新しい機械やシステムに不安を感じる方には、家の家電を一括で管理できる見守りサービスがおすすめです。

TEPCOスマートホーム 遠くても安心プランは、自宅の分電盤に特殊なセンサーを取り付けるだけで、最大8種類の家電の利用状況を確認できます。

見守れる家電は、テレビ・エアコン・調理機器・掃除機・洗濯機などです。東京電力グループが提供するサービスですが、日本全国どの電力会社と契約する方でも利用可能です。

サービス利用にはインターネット環境が必要ですが、通信環境がセットになったプランもあるので安心です。

このプランの一番のメリットは、AIが家電の使用状況を分析して通知する点です。

遠くて安心プランでは、1日ごと、1週間ごとに、使用した家電のデータをレポートにまとめて通知します。それだけでなく、利用者の普段の生活をAIが分析、記憶して、いつもと違う点があれば、家族に通知します。

例えば、

  • 気温が高いのにエアコンを使っていない
  • いつもの就寝時間を過ぎたのにテレビがついている

といった状況を自動で判断します。

小さな変化も見逃さないので、遠く離れた場所に住む家族も安心です。

さらに、年2回までであれば、利用者宅まで専門スタッフが無料で訪問します。連絡が取れなくて不安なときなどに助かります。

遠くても安心プランは、高齢者が普段の生活を変える必要は一切ありません。いつもと同じ家電を使うだけで、遠くの家族に様子を知らせることができます。

ライフスタイルを変えたくない方におすすめのプランです。

見守りサービスはまだ必要ないと考える方におすすめ

セコムとアルソックのロゴ

まだ若いから見守りサービスは必要ない、と考える方には、通常のホームセキュリティを提案するのがおすすめです。

高齢者向け見守りサービスに対するイメージを、祖母や周囲の高齢者に聞いてみたところ、「一人暮らしがままならないほど高齢の方が利用する」ものだと考える人が多かったです。

自分はまだまだ一人でやっていけると考えている人が、子供から見守りサービスの提案をされると「私はまだそんなに年をとっていない」と抵抗感を持つようです。

そんな方には、無理に見守りサービスをすすめるのではなく、類似サービスをおすすめするとスムーズに受け入れられます。

「もう年だから見守りサービスを使おうよ」というのではなく、「最近物騒だからホームセキュリティ利用してみない?」と話の切り口を変えるだけで、納得しやすくなります。

一度ホームセキュリティを利用していれば、いざ見守り用プランに切り替える場合でも、抵抗感がありません。

セコムやアルソックなどの大手セキュリティサービスであれば、マンションや小規模戸建てに対応したプランもあります。

どの会社のサービスがよいか決められない場合は、ズバットホームセキュリティで、いくつかの企業の資料を一括請求(無料)することも可能です。

まとめ

私の祖母に、なぜ見守りサービス導入を断るのか話を聞いたところ、「近所の人と仲良く助け合っているから、まだ子供の世話にならなくてもやっていける」「私自身、まだ一人暮らしを楽しみたい」といった意見があるようでした。

祖母が心配で、色々と見守りサービスを調べてはすすめていたのですが、結局それは私の押し付けだったようです。

最終的には、今の生活を続けて不安を感じることが増えたら、見守りサービスを利用すると同意してくれました。

高齢の両親が、見守りサービスを導入してくれなくて悩んでいる方は、もしかすると両親の意見をないがしろにしすぎているのが原因の可能性があります。

両親が希望する生活に見合ったサービスを提案すれば、案外簡単に双方納得する結果が見つかることもあります。

アルソック
ズバットホームセキュリティ比較

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
遠い土地に住む祖母が一人暮らしになったのをきっかけに、自宅の防犯対策について興味を持ちました。週一で散歩のついでにいろんな家の防犯対策をチェックしています。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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